『 地味っぱりな僕 』
僕は高校へ推薦で入学した。“高校では優等生しない。”と
決めており、且つ“目立たないようにしたい”と思っていたので、
実に地味な高校生活だった。
中学で修行のように取り組んだバレーボールでは、140cm台の
身長では、不利だった。僕は草サッカーでは得点王的だったので、
サッカー部を志願。でも、希望者が多く、書類選考で落ちる。
“やっぱ、チームプレーより個人技だ。”と思い、卓球部に入部。
ほとんどが卓球経験者で、僕を含む初心者組は、中学時に“素振り3年”
なんて経験など無く、練習のレベルが合わず、夏休み前に脱落。
唯一残った僕も夏休み後に退部。試合形式の練習では、うまい先輩に
褒められる程のサーブでかなり善戦できたけど、ごくごく普通のラリーの
練習で空振りばかり。練習相手に申し訳なく思い、辞めてしまう。
それからは、いわゆる帰宅部で、たいがい帰宅時に市立図書館に
立ち寄って、本を読むような、地味をしていた高校生活。