結局、ログさんの仕事に付き合い、オフィスで一緒にPCを開いていました。
ログさん、お仕事お疲れさま...。
さて、午後9時も差しかかかった時、小腹がすいたので、
ログさんがビニル袋から昇松(スーパー)で買ってきたビスケットを取り出した時、面白いものを発見。
緑の袋のセット!

(無料配布品)
そう、これは前にNadiaが教えてくれた、マレー人にとってのぽち袋。
ハリラヤ・プアサの日には、ムスリムの人たちが日本のお正月の樣に子供にあげるお年玉の入れ物として使われます。
華人が春節に使用するのはおめでたい色の「大紅(鮮やかな赤)」と決まっていて、その名も「紅包」。
イスラム教では「緑」は繁栄を表す色とされるので、それがテーマカラーとされ、中国語では、
「紅包」ならぬ「緑包」と呼ぶそうです。
(包(bao1)は”封筒”という意味です)
華人の「紅包」は、お正月以外に、結婚、出産、誕生日などおめでたい日のご祝儀袋、
それも、日本のように子供だけではなく、成人した子から両親や祖父母へも送られます。
婚姻前に春節にログさんのご自宅を訪れたことがあったのですが、その文化を知らずに恥をかいてしまったことがありました。あぁ、赤字になっても、もう二度とそんな失態は繰り返さないぞ~

Nadiaへの紅包の記事はこちらから(http://ameblo.jp/menglala/entry-11115466490.html)
そして、華人の”包”は「紅包」の他に「白包」があります。
華人にとっての白は、葬儀、別れを惜しむ色なので、その際に使われるようです。
日本ではお盆が過ぎ、法要などには黄色や銀色の水引の付いたのし袋が使われたり、使用する墨の色によってのし紙の用途が分かれますが、華人は慶び事は紅包、お悔やみ事には白包とはっきりしています。文字も普通ボールペンでもいいようです。
もう一つ、「包」関連で恥をかきかけたことがあったのですが、それはNadiaの入院時。
日本には、お見舞いのためにいくらか包もうと、外出先から、SMSをした際に...、
「Are you insane!?!?」と返ってきました。
その時は、私も日本の感覚で、「入院に費用はかかるし、気持だけでも包まなくていいの?!」と反論したのですが、華人がお金を包むのは「紅包」と「白包」だけ。Nadiaが元気に退院してくれたので、今では笑い話になりますが、当日にお見舞い金を渡しでもしたら、”入院して良かったわね”か、”早く三途の川を渡ってね”という意味にとられるところでした。
お見舞いの当日はログさんが急用で一緒に顔を出す事が出来なかったのですが、やっぱりその時はログさんを信じられなくて、(でも、私の携帯では外出先からSkypeもできないので、ログママに確認することもできなくて)NadiaとJensonに、「お見舞い金、本当にいらないの?」と聞いてはドン引きさせてしまった過去があります。皆さまもご注意を。
そんな感じで、今年のハリラヤ・プアサ、
昨年にGeylangに行った時のライトアップ写真を添付しようとおもいましたが、PCの関係で、どこにいったのか不明(涙)
初めてのハリラヤ・プアサの写真をなくしてしまって、少し落ち込みましたが、 YourSingaporeサイトから煌びやかな画像が撮影されているのを見つけたので、これを以て、2012年のハリラヤ・プアサの記事とさせていただきます。


Geylangでは、ハリラヤ・プアサのライトアップが行われています。
日程;開催中~8月24日
詳細・YourSingapore;http://www.yoursingapore.com/content/traveller/en/browse/apps/eventdetails.hari-raya-light-up-and-celebrations-2012.html