清明時節雨纷々 | シンガポールで好太太

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台湾人の旦那さんに嫁いでからのシンガポール・台湾生活をすいすいっと書いています☆
ただいま、台北で夫の実家で義理の両親と同居中。毎日がドラマチックです。





私にとってのシンガポールについての情報源は、2つ。

1つは、シンガポール人の友人、そして、もう一つはタクシーの運転手さん。


運転手さんとも、少しくらいお話しないと、眠ってしまっては困るからね(笑)




そして、最近のことと言えば、雷を伴う雨。
旧正月もとうに過ぎたので、乾期に入ったとは聞いてたんだけど、どうも最近雨が多い。

その日もタクシーに乗っている時、乗ってる数十分の間でも通り雨がありました。
通り雨といっても稲光が何度も光っては、お腹に響く様な雷の音がしてます。
雨も大粒。一瞬、電線(ないけど)から滴がボタッと落ちてきたかと思うと、雨粒でした。



「大雨だねー」と私が運転手さんに話しかけると、
「清明節が近いから前が降るんだよね!!」と。



清明節は、日本のお盆みたいな華人の習慣の一つ。
2012年の今年は、4月5日(台湾では、4/4に「婦児節」があり、飛び石連休になるか5連休になるみたい)らしく、清明節に近づく頃;3月下旬~4月上旬は雨が多いと教えてくれました。


おまけに、「小学生の頃にならった詩歌なんだけどね!知ってるでしょ!?」
と言われても、知らないんだけどな。

とりあえず話だけ耳に入れて、帰宅後チェックしてみましたパソコンまーくんあせ↓









杜牧「清明」という詩歌。


清明時節雨紛紛,
路上行人欲斷魂。
借問酒家何處有,牧童遙指杏花村。








(和訳)
清明は春分の日から十五日目、花の季節であるが、雨が多い。
清明の時節に、しきりに降る雨。雨の降りしきる道を、ひとりの旅人がゆく。
ただひとり旅ゆく人の胸は、かえってさみしさにしめつけられる。

せめてこのさみしさを酒にまぎらわそうと、借問す、ちょっとたずねてみる。
居酒屋はどのあたりにあるのかね。牛の背にまたがった牧童は、黙ったままゆっくりと指さした。

それは杏の花咲くかなたの村だった。



詩歌の内容を詳細に説明されていたHPがありましたのでご紹介しますペコリー



雨の降る季節なだけに、お花見の時期とも重なるようです。
だから、旅人も指差された方向に杏の花が見れたのかな。




今年の日本は寒くて、今晩お父さんと話したところ、まだ、桜も咲き始めてないとか。
シンガポールでは桜は見れないけれど、シンガポールの人からこんな詩歌を紹介されると、
雷雨があっても、少し鑑賞することもできるかも。キュン


相変わらず気温は30℃どかで、毎日蒸し暑いけどねーあっつー







そして、清明節と言えば、もう一つ。
それは、清明上河図!!







清明上河図(のレプリカの写真)








上にリンク付けしてますが、あの時、見に行った絵は、清明節を描いたものだったんですね~!
ログさん、私にもこうやってリンク付けして教えてくれたら私ももっと頭よくなるのに。
私が聞くまで何も教えてくれないんだから!!(怒)


「ねぇ、wikiで読んだんだけど、清明上河図って清明節の時を描いたものなんだってねー」

「あ、うん、そうだよ。」


頭痛




とにかく、最近のシンガポールの雨。
雨期が明けても雨が降るのは、清明節前後の時期;つまり雨の降る季節だからなんですねー。