最近、Youtube で皇室御用達のカバン屋さんの宣伝を見ました。
いつもなら、何の気にも掛けない、こう言う宣伝、、、
ふと、気が付くと、自分の中に、反射的な拒否反応の様なものが芽生えました。
カバン家さんを責めるつもりはありませんよ。
でもね、私が感じたのは、「カバンを売るのに、皇室を持ち出す必要があるんだぁ、、、」という思いです。
そのカバン屋さん、鈴木とか田中とかいう一般的なお家の名前なんですけど、、、
「xx家」の伝統、、、みたいな事を言っておりましてね、、、
私は、そうか、皇室御用達を売り物にし、製造元は伝統ある「お家」と称するんだ、、、と、半ば、笑いたくなる気分でした。
どんなに素晴らしいカバンでも、値段を確かめる気にもならない、私は、絶対に買わないタイプの商品やね!、、、という訳です。
このカバン屋さんは、こんな宣伝をした為に、有力なカバン好きのお客を逃しました。(🤣)
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それから、私がやった事は、この「皇室御用達、宮内庁御用達、献上品」と呼ばれるものをネットで調べる事でした。
御用達という制度は、既に1954年とか58年に廃止されています。
にも関わらず、今だに、この「名誉ある肩書」を前面に、押し出す商品が沢山あります。
以前から、その事実は知っていたけど、今回、カバン屋さんの宣伝を見た時には、以前とは違う不快感を感じました。
その感覚は、殆どアレルギー反応のようなもの。
何処ぞの皇族が、地方に押しかけては、果物をせびったり、献上しろよ!とばかりに、品物をほめそやす。
その度に、こんな皇族のお褒めの言葉に、感激して、「へへーっ」と、毎年その品を献上する生産者。江戸時代の農民でもあるまいに!と私はいつも思う。
それが、盲目的な皇族への畏敬の念からなのか、その裏で、「ウチは、皇室に品物を献上してるんだぜぃ」というマーケッティング、マウント取りに使うのか、、、それは個々に異なるのだろう、、、とは思います。
しかし、その「献上、ご指名」が何やら自作の品に特別な名誉を与え、その名誉が、その品に特別な価値をもたらし、高値で売れる、、、という事実があるのは確かだと思うのです。
皇族の皆さんが口にされる「お品」を一般の皆さんも味わえますよ、、、という人参を鼻先にぶら下げる、、、
献上品一覧を見れば、一目瞭然です。
その値段の破格な事!
菓子類にしても、果物にしても、、、私の感覚では、これを自宅で食べようと言う個人は、少ないだろうと思う。
皇族と同じものを口にする、家に置く、そんな、一般人の虚栄心をくすぐる言葉が「売り」の品物ですから、自然とこういう品物は、一般庶民のレベルで、同様の虚栄心をくすぐりたい相手への贈答品になるのだ、、、と思います。
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献上品一覧、、、とネットで調べると、楽天市場で、ポン!と出てきます。
そもそも、ネットで売られる、献上品、、、って考えただけで、私なんかは、嘘モノと思ってしまう。
その筆頭に出てくるもの。何やらロール状のもの。値段は8個で11000円。
ところがです、これはお菓子でも何でもない!タダのトイレットペーパー8個です。
流石に売れてないんでしょう、ゴロゴロあります。でも、値段はホボ一律。
それを、トイレに取り付ける人が、居るんだろうか?
考えただけで、笑い話。
皇室で使用されているかどうか、、、知りませんけど、こんなもの、、、無駄金の極みです。
お金をドブに捨てるより、馬鹿馬鹿しい!思わず、客をバカにしてる?と思いましたよ。
リンゴジュース、720ml が12000円以上!
慎ましやかな、葡萄、2房4000円!
桃の産地には、献上の里というものがあるらしい、、、
この値段が、何を意味するのか?
こういう品があるという事は、皇族という別世界への憧れと、敬意を、、、
下々の、市民レベルで、同様の思いで、贈答品として利用する。
お世話になった人や、お願い事をする人への「献上品」になる訳です。
恐らく、皇族に差し出す品と、楽天で有象無象の一般人に配達する品は、同じ気持ち、条件では作られていないでしょう。
それでも、あの「方々」がお口にされるものと、同じ敷地で作ってますよ、、、が、売り物になる。
これだけ、一般市場とかけ離れた値段を付けても、商売が成り立つなら、ゴリ押しでも「献上する」甲斐があると言うもの。
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日本には、お中元とか、お歳暮という習慣があります。
この習慣は、少なからず、一般普及品ではない、高級品の販売に繋がり、経済を活性化させるのかもしれません。
しかし、私は、これが、とても苦手なのです。
この、形式化された贈答品。
贈る方も、贈られる方も、その品で感謝や、敬意という感情を「お品」= 「値段」で表す。
彼の方には、1万程度のもの、この人には、3000円程度、、、
貰った側は、「ふむふむ、私への敬意は、相場程度か、破格か、、、」
と、相手の「敬意」「謝意」を値踏みする。
世の中には、貰ったら、その値段をカタログで早速調べて、満足したり、不満に思ったりする人もいるのでしょう。或いは、転売して小銭に替える人もいるかもしれない。
日本は、そういう感謝や、敬意の念を、形式的に慣習として持っている国です。そして、その風習に従わないと、失礼な人間、気の利かない人間、、、と思われがち。一人前でない者になってしまう。
それが、どれだけ、「権威に弱い精神」「見栄を張る精神」「お金第一主義」の源になっているか?だから、私は、この形式的なご贈答品、、、が嫌いなのです。
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皇室に納めた、というだけで、客を引ける。つまり、釣られる客が如何に多いか?
そういう社会だから、皇族も、目をつけた業者が味わう「旨み」に付け込み、タダでものを貰おうとする。皇族だけを責めるのは、片手落ち。
そういう悪循環が、日本の社会ではトグロを巻いている。
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ずっと、ネットで献上品を追っていたら、こんな物もありましたよ。
https://item.rakuten.co.jp/vivitoplus/item-020265-2802/
菊の御紋の入った、皇室に献上された茶碗です。
その価格は、699000円です。
アンティーク扱いですが、念の為、幾つもあるのか、一個物なのか?購入の個数を加えてみたら、数は100個以上でも記入可能、それ以上は面倒なのでやめました。
「皇室献上品 希少な染菊と亀甲文様」
と、謳ってますが、、、数は、いくらでも出てきそう、、、豊富な様です。どこが希少なんだい?
そうかそうか、染菊と亀甲模様が希少なんだ!と言葉の文に気付く。
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皇族、皇室、宮内庁、御用達、献上、、、こういう言葉に纏わる、不快なイメージが、私の脳の中で、確実に成立しつつあります。
国民の生活からかけ離れた値段、皇室をブランド代わりに使う商品の数々、それに釣られる国民感情。
こういう精神が、日本の良さであると、私は思いません。
感謝の気持ちを、品で表す事に反対なのではありません。
感謝の気持ちに、箔を付けたがる、、、見栄を張る、、、その精神が、今の世の中の「何でもお金に換算する」精神を植え付けた。
日本の「感謝する気持ち」は、こんなにも安っぽいモノだったのか!?
そして、それが、皇族の在り方とこうも連携しているのか!?
と、情けなくなりました。