
著者: 横山 秀夫
タイトル: クライマーズ・ハイ
勝手に採点 ☆☆☆☆☆!
日航機墜落事故をめぐる地方紙記者の奮闘と社内の激しい確執、
親子の絆、友情を描いた迫力ある作品。
この一冊で横山ファンになりました。「半落ち」もそうですが、
圧倒的なリアリティーとスピード感に脱帽です。正直読み駆け
抜けたという感じ。
読後の清涼感は今年ナンバーワン!
地方新聞社なんて平和なところかと思いきや、結構ドロドロして
るんですねー。会社組織に身をおいている一人としては、黒いも
のも白い!と言わざるを得ない場面はありますが、ここまで人間
関係が複雑に絡むと大変。
そんな中でも時は悩みながら自分に正直に生き抜く男の姿は哀愁が
漂っていてカッコイイ。役所公司か柴田恭平なんかがこの役をやった
らいいのに。映像化にも興味が涌きます。
同じ社会派といえば「沈まぬ太陽」にも通じるものがありますが、
こちらは自分の息子&同僚の息子が絡んできます。
他人の息子を通じて自分の息子との絆を再確認する不器用な父親が
奮闘する姿は、自分もこんな時が来るのかなと思わざるを得ません。
他人の子供にならうまくやれるなんて経験ありますよね。
やっぱり子供ネタにはめっぽう弱いです。



