- 太陽の塔/森見 登美彦
- ¥420
- Amazon.co.jp
勝手に採点 ☆☆☆
やたらとプライドの高い京大生の主人公が奇跡的にできた
恋人に逃げられる。
そんな彼女の生活ぶりをこと細かくリサーチしたり、ヘン
テコな友人たちとの交友などをギャグタッチで描く青春グ
ラフティー。
男臭いファンタジー。
前半部分は、絶妙な比喩と独特の世界観でテンポ良く引っ
張っていくため心地良い。
こうゆうタッチはとても新鮮で斬新。
客観的にいうとただのストーカーなのだが、彼が自己世界
に構築するハチャメチャな論理は傍から見てると面白い。
また、登場人物たちもかなりユニーク。
太陽の塔に心酔する彼女を始め、彼を取り巻く友人たちは
どうしてこうも変人ぞろいか。
ただ、いただけないのは中盤以降。
夢か現実がかなり曖昧になって、ストーリーが迷走する。
残念ながら何が言いたいのか分からない。
特に「ええじゃないか」騒動は何???
そこまで飛ばさなくとも、もう少し現実的なところで話を
作って行った方が受け入れやすかっただけに残念なところ。