夜市/恒川 光太郎
¥1,260
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勝手に採点 ☆☆☆


日本ホラー小説大賞受賞作。


ふと迷い込んだ異次元空間での魅惑的な市。

そこは不思議なものが手に入る幻想的な世界。


野球の才能と引き換えに人攫いへ弟を売ってしまった男が、

再び夜市へ舞い戻り、弟を取り戻すべく交渉するが・・・。


いわゆる「トワイライトゾーン」や「世にも奇妙な話の類」だが、

どうも違和感が残るのが、夜市の日常感。


お金は現世のものが使えるようだし、人間が参加することもできる。

言葉も日本語でOK。あまりに都合がいい感じ。


このあたりは、書き下ろしの作品も似た仕上がり。


それでも中盤から終盤にかけての展開はなかなかのもの。

市で出会った紳士が実は捜し求めていた弟だったとは。


そう考えると主人公ともいえる女子大生の役割は微妙。

いなくても良かったのでは!?