悪忍
\1,800
株式会社 ビーケーワン

勝手に採点 ☆☆☆


伊賀と甲賀の両方の勢力から命を狙われ続けるも、卓越した

運動能力と軍師並みの知力で、追っ手を血祭りにあげる忍者

山本段蔵。


そんな彼の活躍を描く時代小説。


悪いヤツらからの盗みや恐喝を生業とし、その評判により追っ

手をひきつけ、待ち伏せる。


奪った金で酒池肉林に耽り、敵の同業者までも、自らの罠に

引き込み活用する策士。


そんな超悪忍者、アンチヒーローの活躍は、小気味良いテンポ

で進むため心地いいほど。


それも、そんな彼の真の目的は、愛する人を奪われた復讐に

あるのだから泣かせるところ。


しかし、いただけないのがラストにかかる展開。

それが、双子のトリックと服部弟の存在。


こんな筋書きをラストに聞かされたところで納得できるはずもない。


推理小説で言えば立派な禁じ手。


それでも、その後の展開を読みたくなる出来栄えの良さは否

定できない事実。