- 山川 健一
- 歓喜の歌
勝手に採点 ☆![]()
クレジット会社に勤務する高村は、債権の取立ての最中、
カードローンに苦しむ女性沙希と知り合う。
男性として屈辱的な障害を抱える高村は彼女と出会い、
愛することで心の重荷が取り払われていくような感覚を
味わうが、突然彼女は失踪してしまう。
沙希が姿を消した理由とは。彼女の本性とは!?
出世街道を走るものの、肝心の持ち物が極度に小さい
という特殊な障害を抱えるイケメンサラリーマンと美人だ
が心が病んで手がつけられない沙希との転落人生。
設定が極端ぎて感情移入ができない。
その上、カード会社の内幕の描写は、高杉良ばりの経済
小説を狙うわけでもなく、障害の原因を追究するわけでも
なく、精神病の原因を深く追求するわけでもない。
すべてが中途半端。
かつ沙希のどう見ても支離滅裂な言動も全く理解できないし、
女債権者や元旦那の行動も理解不能。
高村も一債権者に対して、なんでそこまで肩入れするのだろう。
そして何を意図して書かれた作品か全く理解に苦しむ。
大企業の実態やうつ病、出会い系、裏社会、環境問題そしてお
色気大など、流行りのテーマを適度に盛り込んだご都合主義の
作品は読むに値しない。