刺客―用心棒日月抄/藤沢 周平
勝手に採点 ☆☆☆☆ ニコニコ
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シリーズ第三弾!


とある北国の小藩の藩士青江又八郎が主人公の時代小説。

剣の達人又八郎へ藩の重鎮から隠居している寿庵の企み

を聞かされる。


忍の女佐知とその配下の者の命を助け、寿庵の野望を挫く

ため、又八郎は江戸へ出発する・・・。


久しぶりの時代小説。しかもかなり面白い。


どうやらシリーズ物でこの前にも作品があるようだが、それを

知らなくても十分楽しめる。


ポイントは、剣の腕を見込まれ、藩のお家騒動に巻き込まれ

ながら、江戸で生活するため用心棒稼業で生計を立てている

ところ。


用心棒として雇われた先で繰り広げられる事件の数々がこれ

また一ひねりも二ひねりもあって引き付けられる。


ケチな元金貸しの婆さんへの押し込みや旦那持ちの女が計

画、実行した誘拐事件など、その結末と併せてよく出来た物

語に仕上がっている。


そのうえ、国許の刺客との壮絶な死闘に手に汗を握る。

5人もの相手を一人一人確実に倒していく様は佐知ならず

とも惚れてしまうカッコ良さ。


どうしてもシリーズを読破したい、そんな気持ちにさせる一品。