- 刺客―用心棒日月抄/藤沢 周平
- 勝手に採点 ☆☆☆☆
- ¥1,575
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シリーズ第三弾!
とある北国の小藩の藩士青江又八郎が主人公の時代小説。
剣の達人又八郎へ藩の重鎮から隠居している寿庵の企み
を聞かされる。
忍の女佐知とその配下の者の命を助け、寿庵の野望を挫く
ため、又八郎は江戸へ出発する・・・。
久しぶりの時代小説。しかもかなり面白い。
どうやらシリーズ物でこの前にも作品があるようだが、それを
知らなくても十分楽しめる。
ポイントは、剣の腕を見込まれ、藩のお家騒動に巻き込まれ
ながら、江戸で生活するため用心棒稼業で生計を立てている
ところ。
用心棒として雇われた先で繰り広げられる事件の数々がこれ
また一ひねりも二ひねりもあって引き付けられる。
ケチな元金貸しの婆さんへの押し込みや旦那持ちの女が計
画、実行した誘拐事件など、その結末と併せてよく出来た物
語に仕上がっている。
そのうえ、国許の刺客との壮絶な死闘に手に汗を握る。
5人もの相手を一人一人確実に倒していく様は佐知ならず
とも惚れてしまうカッコ良さ。
どうしてもシリーズを読破したい、そんな気持ちにさせる一品。