- 内田 幹樹
- 査察機長
勝手に採点 ☆☆☆☆
ジャンボジェットの新米機長・村井が北米路線で操縦技術などの
チェック(査察)を受けることに。チェックの結果如何では、副操縦
士への降格や再教育プログラムの受講など厳しい現実が。
担当になった氏原は、村井の同期を機長への昇格試験で落とす
など、操縦士たちから恐れられているこわもてチェッカー。
到着地は悪天候の吹雪。最悪のコンディションのなか、村井は無
事合格点を得られるのか!?
さすがに何百人もの人命を預るパイロットは、飛行中はもちろん、
日ごろから強度のプレッシャーに晒されている。
そんな実態をリアルに描き出したヒューマンドラマ。
最新ジェット機は離陸と着陸のみが手動で、あとはすべてオートパイ
ロットに任せた自動操縦である。
だからこそ機長は、乗客を第一に考えた状況判断、操縦を心がけね
ばならないという氏原の言葉が重い。
彼のたったひとつの質問。
「最高齢と最低齢の乗客の年齢は?」
いったいこの質問に答えられるパイロットは何人いるだろうか。
人命よりも経済性、効率性が優先され、事故の頻発する航空各社。
そして技術に奢らず、自己の節制に努め、ひたむき訓練や試験を
受け続けるパイロットたち。
この偉大な先輩が書き残した教訓、アドバイスを誠実に実践して欲しい。