- 浅倉 卓弥
- 四日間の奇蹟
勝手に採点 ☆☆☆
将来を嘱望された若手ピアニストが、留学の地オーストリア
で日本人家族を暴漢から守るため、片手の薬指を犠牲にする。
生き残った少女とともに失意のうちに帰国するが、偶然、彼女
の中にある才能を見出す・・・。
そんなある日、訪問先の病院で学生時代の後輩に再会し、不可
思議で神秘的な経験を。
感涙は訪れなかった。
やはりキーネタが他のヒット作と同様であることが原因。
主人公が不幸な事故でピアニスト生命が絶たれた若者っていう
のも使い古された設定で新鮮味に欠ける。
少女の心理描写なんかも、知的障害を抱えているという設定か
らおざなりになりすぎて雑。
死を自覚した後輩も何かアッサリしすぎだよなぁ~。
ろくに話もしなかった初恋の人より、元旦那の方が大事じゃない?
ラストで妙に普通になってしまった少女にも興ざめ。
もう一捻り、二捻りないと「なーんか読んだことあるような」的
小説からは脱しきれない。