奄美大島のマングースに思うこと | Everyday is a new day!

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「本当の自分」と出会いたい
そして、あたたかくて、優しい毎日を
すっきりと幸せに生きたいと思い
学んだことを実践した記録です



 

昨日、

奄美大島のマングースが

いなくなったというニュースを見て、

思い出したことがありました。

 

あれはたぶん、

私が中学生のころ。

 

テレビ番組で、

 

人にとって脅威であるハブの

天敵として海外からやってきた

マングースは、調べてみたら

ハブを食べていない。

 

それどころか、

ヤンバルクイナや

アマミノクロウサギを

食べてしまっているから、

とても困っている。

 

というような内容だったと

記憶しています。

 

この番組を見て、

本当に苦しい気持ちに

なったことを覚えています。

 

その後、マングースは、

「有害な外来種」として、

駆除対象になっていきました。

 

マングースは何も悪くない。

ただ、人の都合で

海外から連れてこられて、

その場所で生きているだけなのに、

やっぱり、人の都合で

有害だ、困ったと駆除される。

 

人の都合で苦しむいのちの多さに、

私の胸が苦しくなりました。

 

あれから数十年。

 

ここ数年、

何億円という税金を投じて、

対策をつづけた結果、

奄美大島からマングースが

いなくなったという、

そんなニュースでした。

 

そのニュースにふれ、

思うのです。

 

 

食用にと輸入された

ウシガエル

ジャンボタニシ

アメリカザリガニ

 

毛皮にと輸入された

ヌートリア

アメリカミンク

 

ペットにと輸入された

アカミミガメ

アライグマ 

カミツギガメ

 

その他

キョン

ブラックバス

ブルーギル

 

などなど....

 

 

数え上げたらきりがないほど、

人の都合で動かされた

たくさんのいのちが

人の都合で翻弄されています。

 

1匹のカメを池に放すのも、

飼えなくなった魚を逃がすのも、

逃げてしまったペットを

探さないことも、

ちょっと面白いだろうと思って

やってみたことも。

 

数年前は誰もが、

「私一人くらいやっても...」

「面白そうだ」

というような感覚で行動し、

 

その後、

「こんなことになるなんて」

夢にも思わなかったことと思います。

 

 

いつだって、

はじまりはほんの少しのこと。

一人の人からはじまったこと。

 

 

知らなかった

 

 

ということもあったかもしれません。

 

 

でも、もう、

私たちは知っています。

 

 

私の行動や生き方が、

この世界のいのちたちに

大きな影響を与えることを。

 

 

目の前のいのちと

どう向き合うのか

 

ということはもちろんですが、

 

直接、いのちに触れたり

たとえ、今、

いのちと一緒に暮らしていなくても、

 

何を飲むのか

何を食べるのか

何を選ぶのか

 

そんな、私たちの

日々の暮らしの中での

1つひとつの選択が

この世界に影響していくことを

もう知っているんですね。

 

私は、

そのいのちつながりを想いながら、

 

何を飲むのかを選択し、

何を食べるのかを選択し、

自分がどうするのかを選択し

 

日常を過ごすことを大切にしています。

 

 

例えば、

 

水やお茶は自宅で用意したものを

外出時も持ち歩いて、

ごみを減らせたらと思っています。

 

通販は特定のものだけにして、

できるだけ自分で買い物に行き、

食材は国産のもので購入することで、

地産地消の応援をするとともに、

輸送にかかる二酸化炭素が

少なくなっていけばと思っています。

 

洗剤は生態系に影響が

少ないと言われているものを選んで、

自然の生態系を守っていけるようにと

願っています。

 

 

難しいことはいらないし、

すごくがんばらなくてもいい。

面倒だと思うなら、

できる時だけでもいいから、

 

ただ、

 

いのちのつながりを想い、

1つずつ行動することを今、

大切にしています。

 

奄美大島で失われた

たくさんのいのちたちが

教えてくれたことを

大切に受けとめ、

自分の生き方を変えること。

 

そのことを

いのちたちへの感謝と祈りに

していきたいと思っています。

 

 

 

私ひとりくらいやっても...

 

とは、よく聞く耳にする言葉ですし、

私にとっては、何かを

やらない言い訳にしがちな想いです。

 

 

でも。

 

 

今、目の前で起こっている

数々のいのちへの影響は、

たった一人の人からはじまったことが

たくさんあります。

 

一人の力は決して小さくないです。

 

 

そして、

そんな「一人」が増えることで

世界は変わっていきます。

 

みんな同じ目的じゃなくてもいい。

みんなできることは違っていい。

 

 

ただ、

「いのちのつながりを想う」

 

そのこころの場所から、

まず何か1つ、

はじめていけたらと思っています。