東京親金正日国際大会
荒木和博BLOGより
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10/16東京親金正日国際大会に強く反対します(共同声明)
10月16日、東京の中心地で金正日政権の統一政策を支持する千人規模の国際大会が開催されるといわれています。朝鮮総連など日本国内親北団体が同大会のため財政負担と参加者動員を担っているそうです。私たちはこの大会開催を黙ってみていることはできません。
金正日政権は多数の拉致被害者の中でわずか5人を返したのみで、「拉致問題は解決済み」と開き直っています。そしてちょうど半世紀前に始まった「在日朝鮮人帰国事業」により北朝鮮に渡った在日朝鮮人・日本人配偶者らはいまでも地獄の苦しみを受けています。さらに政治犯収容所に象徴され、また、国連人権理事会でも指摘、批難されている北朝鮮内での人権弾圧も全く改善されていません。多くの脱北者の人権も侵害され続けています。それらの問題の解決を全く無視しつづける金正日政権を支持する大会が我が国の首都で公然と開かれようとしているのです。
朝鮮総連など同大会開催の準備をしている在日朝鮮・韓国人に強く訴えます。同胞である皆さんこそが、まず金正日政権に対して拉致、帰国者、難民、北朝鮮内の人権問題を解決せよとの声をあげるべきではありませんか。多くの国の拉致被害者と北朝鮮人民を独裁政権のくびきから解放するためにあなたたちが声をあげるべきではありませんか。
この大会に参加したり、またはメッセージを送る日本の政治家、学者、ジャーナリストの皆さん。このようなときに行われる皆さんの行動に強く抗議するものです。私たちは皆さんの行動を決して忘れることはないでしょう。
私たちは10月16日に東京で開催される予定の、金正日政権の統一政策を支持する国際大会に強く反対します。また、このような動きを軽視することなく、拉致被害者の救出、帰国者及び北朝鮮民衆、そして脱北者の人権を守るため、さらに行動を強めていくことを誓います。
平成21年10月13日
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表 三浦小太郎
北朝鮮難民救援基金理事長 加藤 博
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 藤野義昭
特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
NO FENCE(北朝鮮強制収容所をなくすアクションの会)共同代表 砂川昌順、小沢木理 (50音順)
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信じられない。どういう神経でこんな大会を。
「東京親金正日国際大会」という呼称でやっていたのかはよくわからない。「海外同胞大会」と参加した在日は言っているよう。
この大会の趣旨は下にあるように「6.15、10.4宣言」を固守するぞ、ということだそうです。その大会をよりによって拉致をされている国日本で、堂々と、開会の同胞まで呼んでやる神経。日本人の気持ちを逆なでするためにやっているとしか思えない。韓国でやれよ。
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6.15、10.4宣言固守・実践海外同胞大会 海外代表の声 時代の変化実感、団結深まった
転換期の新たな運動構築を
既報のように16日、東京都内で「6.15共同宣言、10.4宣言固守・実践海外同胞大会」が行われた。米国、欧州をはじめ世界各地から日本を訪れた海外同胞代表らは滞在期間、総連中央会館や朝鮮大学校を訪問するなどさまざまな活動を行った。海外同胞代表の目に在日同胞はどのように映ったのか。朝鮮半島情勢の展望、そして海外同胞の祖国統一運動への取り組みはどうあるべきか。海外代表らの声をまとめた。
■ ヤン・ウンシク(6.15米国地域委員会常任委員長)
10.4宣言発表2周年祝賀会で旧交を温める海外代表ら
米国の覇権は東アジアで危機に直面している。現在、朝鮮半島情勢をめぐって起こっている新たな動きを見る時、朝米関係正常化、平和協定締結などは遠い未来のことではない。そして北の経済強国実現の日も遠くないだろう。時代は確実に変わっている。米国内でも、政府当局者が在米同胞や統一運動家の発言に以前よりも関心を払っており、両者の接触の機会も増えている。
問題は李明博政権だ。6.15、10.4宣言に背を向け、自らを袋小路に追い込んでいる。
もう一つの問題は日本だ。日本政府の在日同胞弾圧には怒りがこみ上げてくる。植民地支配など過去の罪悪に対する反省もないまま、拉致問題を前面に押し出して朝・日関係を悪化させている。
植民地支配と分断という20世紀の民族史の背後と日本がいた。分断状態が大国の干渉を招くことは歴史が証明している。一日も早く統一をなし遂げ、力強い自主国家を打ち立てるべきだ。
海外統一運動にとって今が転換期だ。われわれが生きてきた時代とは別の時代を生きる新たな人材を育てなければならない。過去の踏襲だけではない、時代にマッチした新しい運動を起こす人びとが登場してほしい。
■ クォン・チョンシク(独立国家共同体地域委員会委員長)
朝鮮大学校の自然博物館を見て回る海外同胞代表
13年ぶりに日本を訪問したが、日本当局の在日同胞弾圧が当時と同じく続いていることを目の当たりにして残念な気持ちだ。一方で、当局の弾圧に団結した力で立ち向かっている総連の変わりない姿を見て勇気づけられた。
ロシアの極東地域に住むわれわれと在日同胞は、日本の植民地支配の圧制を受けながら生きてきたという点で共通の経験を持っている。われわれも言葉を奪われ名前を奪われた。そのような在日同胞が現在にいたるまで、民族性を守り堂々と暮らしている。われわれにもできないはずはない。
海外同胞の模範として、総連の活動が今後も発展していくよう願っている。
■ リ・フィセ(欧州地域委員会常任代表)
李明博政権は発足直後から6.15、10.4両宣言を否定した。前職大統領の合意を後任者は無条件尊重すべきで、これを無視したのは李政権最大の過ちだ。一方で、近ごろ北南関係で多くの問題が解決され始めている。このような時期に海外同胞代表が一堂に会したということは重大な意義を持つ。
今大会を通じて海外の統一運動諸団体は団結を深めた。36年ぶりに日本を訪れたが、当時は朝鮮大学校も総連中央も訪問できなかった。今回、海外の代表らがともに統一問題を議論し、総連の施設も訪れることができたのは、「6.15時代」でなければ不可能だった。
海外同胞は「わが民族同士」という言葉の意義をあらためて強調することが必要だ。北、南、海外のすべての同胞が両宣言の精神を否定せずに実践すること。これ以外に統一の近道はない。
欧州地域はこれまで海外や南朝鮮の統一運動勢力と北とをつなぐパイプの役割を果たすことで、民主化運動や祖国統一運動で重要な位置を占めてきた。今後も欧州地域は大きな役割を果たしていくだろう。
李政権は民族問題で自身の過ちを認め、北南関係改善と統一問題に積極的に取り組む方向に踏み出すべきだ。北南関係が好転すれば、海外での統一運動も活気を取り戻すだろう。現在、欧州などにおける海外統一運動は困難に直面している。経済的な要因もあるが、次世代が育っていないことが大きな理由だ。今後の課題としては、運動の未来を担う若い世代を育てること、そして諸団体と個人が団結することだ。団結に勝る力はない。
■ チョン・ハクピル(カナダ地域委員会委員長)
今回の海外同胞大会に参加してうれしかったことは、在日の若い人びとが数多く会場を訪れたことだ。ひな壇に座って会場を見下ろすと、そこには真剣な眼差しを舞台に向ける青年、学生の姿が多くあった。とても気分がよかった。代を継いで統一運動に取り組む在日同胞がうらやましい。
総連が海外同胞運動をリードしてくれていることに感謝している。総連から学ぶことは多い。
カナダ同胞社会は日本に比べて運動の歴史が浅い。南朝鮮で反共思想に染まった人びとが数多く渡ってきたこともあって、統一の「統」の字を言っただけで「アカ」扱いされることもある。しかし今回、「統一旗連署運動」を通じて活動を広げることができた。また、同胞のみならずカナダ人社会にも支持層を増やせたことは大きな成果だ。
■ ソン・ギレ(米国地域委員会共同委員長)
金正日総書記は、北が2012年に強盛大国の扉を開くと宣言した。それは十分可能だと思う。では、われわれ海外同胞は祖国統一と北の強盛大国建設のために何をすべきか。
最近、米国のある団体が、朝鮮半島が統一すれば10年以内に世界の6大強国になれると予想した。ゴールドマン・サックスも、統一朝鮮は世界の5本の指に入る国になるとの見方を示している。
コンピュータサイエンス、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなどの先端技術が世界を席巻している。国の発展のためには科学技術が不可欠だ。総書記も科学技術重視思想を打ち出している。
そのためには教育の充実が必要だ。現在まで在米同胞は1万5千冊の書籍を北側に寄付した。海外同胞による協力・支援事業について、過去にいろいろな話が出てきたが、本格的に実行され成果を収めたのはわずかだ。
今こそ、言葉ではなく実践に移す時だろう。優先順位を決め、もっとも生産性の高いものから着手すべきだ。内外の同胞が力を合わせて6.15、10.4宣言を履行するなら、統一朝鮮が世界の強国の仲間入りすることも可能だ。
■ リム・ミンシク(汎民連事務総長)
異国の地で民族教育を行い、言葉と文化を教え、次の世代を育て民族性を継承していることは本当に素晴らしい。朝鮮大学校を訪問して、それをあらためて強く感じた。在日同胞の民族教育は、彼らのみならず、すべての海外同胞にとっての宝だ。海外同胞の一人として大きな誇りを感じる。
■ キム・ヒョンファン(米国西部地域委員会運営委員)
李明博政権発足後、統一運動陣営にとって憂鬱な時期が続いているが、今回の大会で同胞たちの気持ちが一つになった。6.15共同宣言発表後の9年間は決して「失われた時間」ではないということを再確認できた。
今回の大会を控えて、米国でも「統一旗連署運動」が盛り上がりを見せた。講演会をはじめさまざまな行事の場で運動参加を呼びかけた結果、多くの同胞の賛同を得ることができた。とくに、若い世代が積極的な反応を見せ、自発的に運動にコミットしたことは大変意味のあることだ。6.15共同宣言以降の民族和解と協力の流れは、もはや引き戻せない大きな潮流になっていると感じた。
[朝鮮新報 2009.10.23]
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未だに植民地支配とか言ってます。もうその嘘は聞き飽きた。
文章ににじみ出ているのは、被害者意識のみ。在日が弾圧されているとか、過去の謝罪をしろとか。
本当に精神的屑だ。
ここもそう。↓
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2日前の金曜日に6.15共同宣言、10.4宣言の履行に向けた海外同胞大会が東京で開かれ参加した(写真)。朝鮮の統一を求めるために、アメリカやカナダ、ヨーロッパなどから海外の同胞たちが集まったのである。
しかし、会場の前には大会に反対する拉致被害者支援団体などが横断幕をもって大挙おしかけ、朝鮮民主主義人民共和国を誹謗中傷し民族排他的なシュプレヒコールを叫んでいた。
朝鮮民主主義人民共和国に反対するから総聯の施設におしかける、というのなら、まだ筋は通るが、朝鮮の統一のための大会におしかけて、朝鮮の統一とは関係のないことを叫んで何をしようというのであろうか。
おしかけてきた日本人の多くは、自分の頭で何も考えることのできない人間なのであろう。日本の政治家は人気がとれるからと何も考えずに「反北朝鮮」の立場にたつのであろう。日本のマスコミは視聴率が取れるなどの理由から何も考えずに「反北朝鮮」のでたらめな内容を垂れ流すのであろう。そして、日本社会全体が思考停止の状態におちいって、「北朝鮮は悪い」「北朝鮮は嫌いだ」という空気が支配するようになってしまった。そしてそれは、「北朝鮮」だけにとどまらず、日本に住む外国人すべてを排除しようとする空気になっており、それを現実に推し進めている「ザイトッカイ」などをつけあがらせている。
また、日本政府は今回、大会に参加しようとした中国に住む同胞の代表たちの入国を、「朝鮮籍」だからと許可しなかった。大会は在中同胞の不参加のなかで行われた。けっきょく日本政府は朝鮮の統一を支持しないと全世界に宣言しているわけである。おろかなことだ。
来年は「韓国併合」から100年に当たる年である。この100年で日本は何が変ったのだろうか。本質的には何も変っていないと、大会に参加して思わざるをえなかった。(k)
※大会は大成功でした。
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>おしかけてきた日本人の多くは、自分の頭で何も考えることのできない人間なのであろう。日本の政治家は人気がとれるからと何も考えずに「反北朝鮮」の立場にたつのであろう。
お前等金正日のロボットよりはまともに考えてるよ。日本人が拉致されているのに日本の政治家が反北朝鮮じゃなかったら売国奴というしかない。日本人のためににほん政府はあるんだから。
「北朝鮮は悪い」に決まってる。現在進行形で日本人を拉致しつづけている。国を挙げて。これの何を肯定できるんだろうか。
>日本に住む外国人すべてを排除しようとする空気になっており
いやいやなってないなってないw なにをみてるんだよ。批判されているのは犯罪を犯す在日、不法入国した在日、日本人以上の権利を要求する在日、過去の有りもしないこと・解決済みの問題で謝罪賠償を叫ぶ在日だけです。まともに日本で生きようとしている在日にまで文句はいっていない。こんなことをいっているなら「ザイトッカイ」を支持するしかない。
>また、日本政府は今回、大会に参加しようとした中国に住む同胞の代表たちの入国を、「朝鮮籍」だからと許可しなかった。
日本政府よくやった!
殆どの在日にとっては関係ないという感じでしょうか。
しかしそんな態度は拉致発覚以降は許されないと思うのです。
なにも言わないということは賛成しているも同然。
もう民族対立は始まってしまったという感じがする。
「ザイトッカイ」の人数も増えるでしょう。
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10/16東京親金正日国際大会に強く反対します(共同声明)
10月16日、東京の中心地で金正日政権の統一政策を支持する千人規模の国際大会が開催されるといわれています。朝鮮総連など日本国内親北団体が同大会のため財政負担と参加者動員を担っているそうです。私たちはこの大会開催を黙ってみていることはできません。
金正日政権は多数の拉致被害者の中でわずか5人を返したのみで、「拉致問題は解決済み」と開き直っています。そしてちょうど半世紀前に始まった「在日朝鮮人帰国事業」により北朝鮮に渡った在日朝鮮人・日本人配偶者らはいまでも地獄の苦しみを受けています。さらに政治犯収容所に象徴され、また、国連人権理事会でも指摘、批難されている北朝鮮内での人権弾圧も全く改善されていません。多くの脱北者の人権も侵害され続けています。それらの問題の解決を全く無視しつづける金正日政権を支持する大会が我が国の首都で公然と開かれようとしているのです。
朝鮮総連など同大会開催の準備をしている在日朝鮮・韓国人に強く訴えます。同胞である皆さんこそが、まず金正日政権に対して拉致、帰国者、難民、北朝鮮内の人権問題を解決せよとの声をあげるべきではありませんか。多くの国の拉致被害者と北朝鮮人民を独裁政権のくびきから解放するためにあなたたちが声をあげるべきではありませんか。
この大会に参加したり、またはメッセージを送る日本の政治家、学者、ジャーナリストの皆さん。このようなときに行われる皆さんの行動に強く抗議するものです。私たちは皆さんの行動を決して忘れることはないでしょう。
私たちは10月16日に東京で開催される予定の、金正日政権の統一政策を支持する国際大会に強く反対します。また、このような動きを軽視することなく、拉致被害者の救出、帰国者及び北朝鮮民衆、そして脱北者の人権を守るため、さらに行動を強めていくことを誓います。
平成21年10月13日
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表 三浦小太郎
北朝鮮難民救援基金理事長 加藤 博
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 藤野義昭
特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
NO FENCE(北朝鮮強制収容所をなくすアクションの会)共同代表 砂川昌順、小沢木理 (50音順)
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信じられない。どういう神経でこんな大会を。
「東京親金正日国際大会」という呼称でやっていたのかはよくわからない。「海外同胞大会」と参加した在日は言っているよう。
この大会の趣旨は下にあるように「6.15、10.4宣言」を固守するぞ、ということだそうです。その大会をよりによって拉致をされている国日本で、堂々と、開会の同胞まで呼んでやる神経。日本人の気持ちを逆なでするためにやっているとしか思えない。韓国でやれよ。
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6.15、10.4宣言固守・実践海外同胞大会 海外代表の声 時代の変化実感、団結深まった
転換期の新たな運動構築を
既報のように16日、東京都内で「6.15共同宣言、10.4宣言固守・実践海外同胞大会」が行われた。米国、欧州をはじめ世界各地から日本を訪れた海外同胞代表らは滞在期間、総連中央会館や朝鮮大学校を訪問するなどさまざまな活動を行った。海外同胞代表の目に在日同胞はどのように映ったのか。朝鮮半島情勢の展望、そして海外同胞の祖国統一運動への取り組みはどうあるべきか。海外代表らの声をまとめた。
■ ヤン・ウンシク(6.15米国地域委員会常任委員長)
10.4宣言発表2周年祝賀会で旧交を温める海外代表ら
米国の覇権は東アジアで危機に直面している。現在、朝鮮半島情勢をめぐって起こっている新たな動きを見る時、朝米関係正常化、平和協定締結などは遠い未来のことではない。そして北の経済強国実現の日も遠くないだろう。時代は確実に変わっている。米国内でも、政府当局者が在米同胞や統一運動家の発言に以前よりも関心を払っており、両者の接触の機会も増えている。
問題は李明博政権だ。6.15、10.4宣言に背を向け、自らを袋小路に追い込んでいる。
もう一つの問題は日本だ。日本政府の在日同胞弾圧には怒りがこみ上げてくる。植民地支配など過去の罪悪に対する反省もないまま、拉致問題を前面に押し出して朝・日関係を悪化させている。
植民地支配と分断という20世紀の民族史の背後と日本がいた。分断状態が大国の干渉を招くことは歴史が証明している。一日も早く統一をなし遂げ、力強い自主国家を打ち立てるべきだ。
海外統一運動にとって今が転換期だ。われわれが生きてきた時代とは別の時代を生きる新たな人材を育てなければならない。過去の踏襲だけではない、時代にマッチした新しい運動を起こす人びとが登場してほしい。
■ クォン・チョンシク(独立国家共同体地域委員会委員長)
朝鮮大学校の自然博物館を見て回る海外同胞代表
13年ぶりに日本を訪問したが、日本当局の在日同胞弾圧が当時と同じく続いていることを目の当たりにして残念な気持ちだ。一方で、当局の弾圧に団結した力で立ち向かっている総連の変わりない姿を見て勇気づけられた。
ロシアの極東地域に住むわれわれと在日同胞は、日本の植民地支配の圧制を受けながら生きてきたという点で共通の経験を持っている。われわれも言葉を奪われ名前を奪われた。そのような在日同胞が現在にいたるまで、民族性を守り堂々と暮らしている。われわれにもできないはずはない。
海外同胞の模範として、総連の活動が今後も発展していくよう願っている。
■ リ・フィセ(欧州地域委員会常任代表)
李明博政権は発足直後から6.15、10.4両宣言を否定した。前職大統領の合意を後任者は無条件尊重すべきで、これを無視したのは李政権最大の過ちだ。一方で、近ごろ北南関係で多くの問題が解決され始めている。このような時期に海外同胞代表が一堂に会したということは重大な意義を持つ。
今大会を通じて海外の統一運動諸団体は団結を深めた。36年ぶりに日本を訪れたが、当時は朝鮮大学校も総連中央も訪問できなかった。今回、海外の代表らがともに統一問題を議論し、総連の施設も訪れることができたのは、「6.15時代」でなければ不可能だった。
海外同胞は「わが民族同士」という言葉の意義をあらためて強調することが必要だ。北、南、海外のすべての同胞が両宣言の精神を否定せずに実践すること。これ以外に統一の近道はない。
欧州地域はこれまで海外や南朝鮮の統一運動勢力と北とをつなぐパイプの役割を果たすことで、民主化運動や祖国統一運動で重要な位置を占めてきた。今後も欧州地域は大きな役割を果たしていくだろう。
李政権は民族問題で自身の過ちを認め、北南関係改善と統一問題に積極的に取り組む方向に踏み出すべきだ。北南関係が好転すれば、海外での統一運動も活気を取り戻すだろう。現在、欧州などにおける海外統一運動は困難に直面している。経済的な要因もあるが、次世代が育っていないことが大きな理由だ。今後の課題としては、運動の未来を担う若い世代を育てること、そして諸団体と個人が団結することだ。団結に勝る力はない。
■ チョン・ハクピル(カナダ地域委員会委員長)
今回の海外同胞大会に参加してうれしかったことは、在日の若い人びとが数多く会場を訪れたことだ。ひな壇に座って会場を見下ろすと、そこには真剣な眼差しを舞台に向ける青年、学生の姿が多くあった。とても気分がよかった。代を継いで統一運動に取り組む在日同胞がうらやましい。
総連が海外同胞運動をリードしてくれていることに感謝している。総連から学ぶことは多い。
カナダ同胞社会は日本に比べて運動の歴史が浅い。南朝鮮で反共思想に染まった人びとが数多く渡ってきたこともあって、統一の「統」の字を言っただけで「アカ」扱いされることもある。しかし今回、「統一旗連署運動」を通じて活動を広げることができた。また、同胞のみならずカナダ人社会にも支持層を増やせたことは大きな成果だ。
■ ソン・ギレ(米国地域委員会共同委員長)
金正日総書記は、北が2012年に強盛大国の扉を開くと宣言した。それは十分可能だと思う。では、われわれ海外同胞は祖国統一と北の強盛大国建設のために何をすべきか。
最近、米国のある団体が、朝鮮半島が統一すれば10年以内に世界の6大強国になれると予想した。ゴールドマン・サックスも、統一朝鮮は世界の5本の指に入る国になるとの見方を示している。
コンピュータサイエンス、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなどの先端技術が世界を席巻している。国の発展のためには科学技術が不可欠だ。総書記も科学技術重視思想を打ち出している。
そのためには教育の充実が必要だ。現在まで在米同胞は1万5千冊の書籍を北側に寄付した。海外同胞による協力・支援事業について、過去にいろいろな話が出てきたが、本格的に実行され成果を収めたのはわずかだ。
今こそ、言葉ではなく実践に移す時だろう。優先順位を決め、もっとも生産性の高いものから着手すべきだ。内外の同胞が力を合わせて6.15、10.4宣言を履行するなら、統一朝鮮が世界の強国の仲間入りすることも可能だ。
■ リム・ミンシク(汎民連事務総長)
異国の地で民族教育を行い、言葉と文化を教え、次の世代を育て民族性を継承していることは本当に素晴らしい。朝鮮大学校を訪問して、それをあらためて強く感じた。在日同胞の民族教育は、彼らのみならず、すべての海外同胞にとっての宝だ。海外同胞の一人として大きな誇りを感じる。
■ キム・ヒョンファン(米国西部地域委員会運営委員)
李明博政権発足後、統一運動陣営にとって憂鬱な時期が続いているが、今回の大会で同胞たちの気持ちが一つになった。6.15共同宣言発表後の9年間は決して「失われた時間」ではないということを再確認できた。
今回の大会を控えて、米国でも「統一旗連署運動」が盛り上がりを見せた。講演会をはじめさまざまな行事の場で運動参加を呼びかけた結果、多くの同胞の賛同を得ることができた。とくに、若い世代が積極的な反応を見せ、自発的に運動にコミットしたことは大変意味のあることだ。6.15共同宣言以降の民族和解と協力の流れは、もはや引き戻せない大きな潮流になっていると感じた。
[朝鮮新報 2009.10.23]
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未だに植民地支配とか言ってます。もうその嘘は聞き飽きた。
文章ににじみ出ているのは、被害者意識のみ。在日が弾圧されているとか、過去の謝罪をしろとか。
本当に精神的屑だ。
ここもそう。↓
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2日前の金曜日に6.15共同宣言、10.4宣言の履行に向けた海外同胞大会が東京で開かれ参加した(写真)。朝鮮の統一を求めるために、アメリカやカナダ、ヨーロッパなどから海外の同胞たちが集まったのである。
しかし、会場の前には大会に反対する拉致被害者支援団体などが横断幕をもって大挙おしかけ、朝鮮民主主義人民共和国を誹謗中傷し民族排他的なシュプレヒコールを叫んでいた。
朝鮮民主主義人民共和国に反対するから総聯の施設におしかける、というのなら、まだ筋は通るが、朝鮮の統一のための大会におしかけて、朝鮮の統一とは関係のないことを叫んで何をしようというのであろうか。
おしかけてきた日本人の多くは、自分の頭で何も考えることのできない人間なのであろう。日本の政治家は人気がとれるからと何も考えずに「反北朝鮮」の立場にたつのであろう。日本のマスコミは視聴率が取れるなどの理由から何も考えずに「反北朝鮮」のでたらめな内容を垂れ流すのであろう。そして、日本社会全体が思考停止の状態におちいって、「北朝鮮は悪い」「北朝鮮は嫌いだ」という空気が支配するようになってしまった。そしてそれは、「北朝鮮」だけにとどまらず、日本に住む外国人すべてを排除しようとする空気になっており、それを現実に推し進めている「ザイトッカイ」などをつけあがらせている。
また、日本政府は今回、大会に参加しようとした中国に住む同胞の代表たちの入国を、「朝鮮籍」だからと許可しなかった。大会は在中同胞の不参加のなかで行われた。けっきょく日本政府は朝鮮の統一を支持しないと全世界に宣言しているわけである。おろかなことだ。
来年は「韓国併合」から100年に当たる年である。この100年で日本は何が変ったのだろうか。本質的には何も変っていないと、大会に参加して思わざるをえなかった。(k)
※大会は大成功でした。
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>おしかけてきた日本人の多くは、自分の頭で何も考えることのできない人間なのであろう。日本の政治家は人気がとれるからと何も考えずに「反北朝鮮」の立場にたつのであろう。
お前等金正日のロボットよりはまともに考えてるよ。日本人が拉致されているのに日本の政治家が反北朝鮮じゃなかったら売国奴というしかない。日本人のためににほん政府はあるんだから。
「北朝鮮は悪い」に決まってる。現在進行形で日本人を拉致しつづけている。国を挙げて。これの何を肯定できるんだろうか。
>日本に住む外国人すべてを排除しようとする空気になっており
いやいやなってないなってないw なにをみてるんだよ。批判されているのは犯罪を犯す在日、不法入国した在日、日本人以上の権利を要求する在日、過去の有りもしないこと・解決済みの問題で謝罪賠償を叫ぶ在日だけです。まともに日本で生きようとしている在日にまで文句はいっていない。こんなことをいっているなら「ザイトッカイ」を支持するしかない。
>また、日本政府は今回、大会に参加しようとした中国に住む同胞の代表たちの入国を、「朝鮮籍」だからと許可しなかった。
日本政府よくやった!
殆どの在日にとっては関係ないという感じでしょうか。
しかしそんな態度は拉致発覚以降は許されないと思うのです。
なにも言わないということは賛成しているも同然。
もう民族対立は始まってしまったという感じがする。
「ザイトッカイ」の人数も増えるでしょう。