私が、小学生の時、インコが飛んできた。
なついていて可愛いインコで、
テレビの番組で、ベストテン(古い💦)
などから曲が流れると、
自分の名前「ピーちゃん❗」を
連呼しながら、踊って歌って、
もの凄く可愛かった。
暫くして、飼い主さんがみつかったけど、
そんなに大切にしてくれるならと、
譲ってくださった。
ある日、鳥籠を掃除してたら、
ちょっとした油断で、扉が開いてしまい、
ピーちゃんが、飛んでいってしまった。
私が、あまりにも悲しんでいたら、
ペットショップでインコを買って
良いという事になった。
ペットショップに行くと、
ピーちゃんに似たインコは、ショップで、
卵からかえしたインコとの事で、
まだ子供だった。
ペットショップの店員さんは、
「お店で卵からかえした子です。
大切にしてくださいね」と言った。
親も連れず、小学生ひとりで来ている
私は、見るからに責任感のない子供と
映っていたのだろう。
店員さんの予想通り、
私の世話は、適当だった。
暫くすると、インコが体調を崩し、
下痢をするようになった。
それでも、私は、
いつもの世話しかしなかった。
そうしてるうちに、インコは死んでしまった。
体調を崩し出した頃から、私の方を
じっと見つめて、助けを求めていた
あの瞳が思い出される。
私は、即行動を起こすところが、
自分の長所なんて、思ってたけど、
それは、
すぐに、自分の欲しい物は手に入れたい、
我儘でも、自分の要求を、
すぐに叶えたいという、
自分本意の願望だったと気付いた。
相手のある事。
タイミングを待つ事。
自分だけでなく相手側も思いやる。
そんな事に、気付かせてもらった。
ありがとう。インコちゃん。
そして、ごめんね。
ペットショップの店員さん、
ごめんなさい。
私は、猫や犬は飼うけど、
鳥は飼わないので、
鳥の募金を、続けるからね。
幸せになってね。
ありがとう。
