ある晴れた日の昼下がり。
(めーちゃんサイド?カイメイのつもり)








暦でももう夏になった頃の昼下がり-

「…あちぃ」
あたしは校庭の端っこにある青々とした葉が茂る木の下で本音を出したんだ。かといって風が吹いてくれることもないけど。
あー本当暑い。
カイトじゃないけどアイス食いたい…。特にバニラ。いつもアイス食ってるあいつの気持ちが一瞬わかった気がするようなしないような。
…っとあいつ、どこに行ってるんだか?いつもはあいつの方が早いのに。珍しいな…。どっかで寄り道でもしてるのか…



「…!」
ひやりと頬に冷たい感覚。
「お待たせ」
後ろを向くと、ワイシャツネクタイ青マフラー装備、両手にバニラアイスを持ったカイトの目線とあたしの目線が合った。


どきどき。

あいつのブルーの澄んだ瞳に見つめられてあたしは赤くなる。
「…めーちゃん、ほっぺにアイスついてる」
アイスが服に付かないように注意しながらあいつはあたしに抱きついてきて頬にに付いてるアイスを舐めた。




「ば、馬鹿…こんなとこ他の人に見られたら…恥ずかしいじゃない…」
「ごめん、めーちゃん…こっちのアイス、溶ける前に一緒に食べよ」
あいつが耳元でささやく。
「バニラアイスじゃなくてあたしが溶けそう」

そう言うとカイトがゆっくりと抱きつく体制から立ち上がって右手のアイスを差し出した。
あたしはそのアイスを受け取り、一口舐めた。
バニラアイスは、甘くてなめらかで、少し牛乳の濃い味がする。
…美味しい。

「どう?」
「…甘くて美味しい」
「それなら良かった」あいつがにこっと笑った。


無邪気な笑顔と赤い頬。
ワイシャツとセーラー服。
バニラアイスとバニラアイス。


とある日の昼下がり、眠気も冴える出来事でしたとさ。


おわり


あとがき。

なんというぐだぐだ文章\(^o^)/さすがプロットなし物語だぜ←