「カップリング」が変換予測で出た携帯で書いてるカイミク物語。(長)
真夜中の薄暗い寝室を照らす灯りはほんのり白がかった月灯りだけだ。そんな寝室の窓際に置いてある白い時計の秒針がカチカチとリズムを刻んでいる。時刻はあと3分で明日になるというところだ。
「眠れない…」
シングルベッドの上でぼさぼさロングのミクが目をこすりながら言った。お風呂から出てベッドに入ったのは10時30分頃。いつもなら15分ぐらいおふとんたんに入ってれば寝れるのに今日は異常なくらいに寝付けない。
―昼間寝たとか明日はデートとかそういう事は無いのに…―
思い当たる節は一つもないだけに不安になった。
「不眠症?どっちにしてもこのままじゃ眠れないよ」
そう思ったミクは安眠効果があるホットミルクを飲みに1階に降りていく事にした。
窓が無く、月明かりが入って来ないので寝室よりも階段は真っ暗。ミクはすぐに階段のスイッチを付け一階へ降りていった。
―トン、トン、トン…
真夜中だからなのか周りの物音は一切聞こえてこない。階段にミクの小さな足音だけが響く。
一階の床に足がつくと階段の電気は消さずにミクはゆっくりと廊下からキッチンの方へ歩き出した。
キッチンの中央には木製のテーブル、その周りには冷蔵庫や食器棚、コンロに水道と普通の家となんら変わりない風景。
「牛乳、牛乳、あとカップ♪ら~♪」
鼻歌まじりでそう言うと自分の身長よりも30センチほど高い冷蔵庫の扉を開けて横のポケットから牛乳を取り出した。ちなみに某曲の影響からなのか知らないが、ボカロ家にはよく牛乳が置かれるようになった。
ミクは取り出した牛乳を中央のテーブルに置いて、食器棚から薄いピンク色のマグカップを出した。
「あとは注いでチンするだけね」
先に置いておいた牛乳をマグカップにこぼさないように丁寧に注ぐ。それを電子レンジでチンしようと持った時、誰かが一階へ降りてくる音がした。
「…ミク、こんな真夜中にどうしたんだ?」
降りてきたのは青いパジャマ姿のカイトだった。
「…お兄ちゃん、あたし眠れなくて、ホットミルク作りに来たの」
いきなり来たカイトに少しびっくりなミク。カップ牛乳が少し揺れた。
「ホットミルクかぁ…。お兄ちゃんも一杯飲もうかな」
そう言ってカイトは食器棚から水色のマグカップを取り出し、牛乳を注いだ。
レンジに2つのコップを入れてしばらくするとあつあつのホットミルクが出来た。
白い湯気が出ていて美味しそうなミルク。湯気の向こうには2人の笑顔。
「お兄ちゃんは何でここに降りてきたの?」
ミクはあつあつミルクを冷ましながらカイトに問う。
「なんか物音がしたから…かな」
「他は…?」
「…他?ミクのことが気になったからとk(ry」
ミルクを冷ますのを止めてばふっと勢い良くカイトに抱きついたミク。やられたカイトは照れて顔が真っ赤。
「なんだよ、いきなり抱きつくなんて…。びっくりだよ」
「さっきのお返し」ニコニコしながら今後は頬ずり。
「わわわわわっ!!」
今度は照れと焦りが混ざった顔。
「こんな事してたらホットミルク冷めちゃうよね、ごめんお兄ちゃん」
「あはは…」
ちと意識がどっかに行ってしまったらしい。早く戻って来て欲しいような欲しいくないような。
この後カイトの意識は戻って来たけど、ミルクはさめてたそうな。
おしまい
一言
サーセン\(^o^)/
真夜中の薄暗い寝室を照らす灯りはほんのり白がかった月灯りだけだ。そんな寝室の窓際に置いてある白い時計の秒針がカチカチとリズムを刻んでいる。時刻はあと3分で明日になるというところだ。
「眠れない…」
シングルベッドの上でぼさぼさロングのミクが目をこすりながら言った。お風呂から出てベッドに入ったのは10時30分頃。いつもなら15分ぐらいおふとんたんに入ってれば寝れるのに今日は異常なくらいに寝付けない。
―昼間寝たとか明日はデートとかそういう事は無いのに…―
思い当たる節は一つもないだけに不安になった。
「不眠症?どっちにしてもこのままじゃ眠れないよ」
そう思ったミクは安眠効果があるホットミルクを飲みに1階に降りていく事にした。
窓が無く、月明かりが入って来ないので寝室よりも階段は真っ暗。ミクはすぐに階段のスイッチを付け一階へ降りていった。
―トン、トン、トン…
真夜中だからなのか周りの物音は一切聞こえてこない。階段にミクの小さな足音だけが響く。
一階の床に足がつくと階段の電気は消さずにミクはゆっくりと廊下からキッチンの方へ歩き出した。
キッチンの中央には木製のテーブル、その周りには冷蔵庫や食器棚、コンロに水道と普通の家となんら変わりない風景。
「牛乳、牛乳、あとカップ♪ら~♪」
鼻歌まじりでそう言うと自分の身長よりも30センチほど高い冷蔵庫の扉を開けて横のポケットから牛乳を取り出した。ちなみに某曲の影響からなのか知らないが、ボカロ家にはよく牛乳が置かれるようになった。
ミクは取り出した牛乳を中央のテーブルに置いて、食器棚から薄いピンク色のマグカップを出した。
「あとは注いでチンするだけね」
先に置いておいた牛乳をマグカップにこぼさないように丁寧に注ぐ。それを電子レンジでチンしようと持った時、誰かが一階へ降りてくる音がした。
「…ミク、こんな真夜中にどうしたんだ?」
降りてきたのは青いパジャマ姿のカイトだった。
「…お兄ちゃん、あたし眠れなくて、ホットミルク作りに来たの」
いきなり来たカイトに少しびっくりなミク。カップ牛乳が少し揺れた。
「ホットミルクかぁ…。お兄ちゃんも一杯飲もうかな」
そう言ってカイトは食器棚から水色のマグカップを取り出し、牛乳を注いだ。
レンジに2つのコップを入れてしばらくするとあつあつのホットミルクが出来た。
白い湯気が出ていて美味しそうなミルク。湯気の向こうには2人の笑顔。
「お兄ちゃんは何でここに降りてきたの?」
ミクはあつあつミルクを冷ましながらカイトに問う。
「なんか物音がしたから…かな」
「他は…?」
「…他?ミクのことが気になったからとk(ry」
ミルクを冷ますのを止めてばふっと勢い良くカイトに抱きついたミク。やられたカイトは照れて顔が真っ赤。
「なんだよ、いきなり抱きつくなんて…。びっくりだよ」
「さっきのお返し」ニコニコしながら今後は頬ずり。
「わわわわわっ!!」
今度は照れと焦りが混ざった顔。
「こんな事してたらホットミルク冷めちゃうよね、ごめんお兄ちゃん」
「あはは…」
ちと意識がどっかに行ってしまったらしい。早く戻って来て欲しいような欲しいくないような。
この後カイトの意識は戻って来たけど、ミルクはさめてたそうな。
おしまい
一言
サーセン\(^o^)/