☆化学 熊本大学(2021年)の理由を問う記述問題2
今日は、熊本大学(2021年)で出題された理由を問う記述問題を紹介します。
挑戦してみてください!
----------------------------------------------------------
濃度が不明の過酸化水素水5.0mLを「 ア 」を用いて正確にはかりとり,メスフラスコに入れた。
これに硫酸を加えて酸性にし,100mLの水溶液を作製した。
この水溶液15.0mLをビーカーに入れ,過剰のヨウ化カリウム水溶液を加えたところ,ヨウ素が生成して溶液が「 イ 」色に変化した。
続いて,ビーカーを軽く振って溶液を混ぜながら,「 ウ 」を用いて0.20mol/Lのチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)水溶液を滴下すると,溶液の色が薄くなった。
これに①デンプン水溶液を少量加えると,溶液は「 エ 」色に変化した。
さらに,チオ硫酸ナトリウム水溶液の滴下を続けると,合計10.0mL滴下したところで溶液の色が「 オ 」色に変化したため,滴定を終了した。
■問題1
文中の「 ア 」~「 オ 」に適切な語句を以下から選び,番号で答えよ。
ただし,同じ番号を2回以上使用しないこと。
① コニカルビーカー ② 電子てんびん ③ ビュレット
④ ろ紙 ⑤ 薬さじ ⑥ ホールピペット
⑦ 赤 ⑧ 無 ⑨ 黄
⑩ 銀 ⑪ 黒 ⑫ 白
⑬ 青紫 ⑭ 黄緑 ⑮ 青白
⑯ 褐
■問題2
過酸化水素水を酸性にするために,硫酸のかわりに塩酸を使用しない理由は何か。
20字程度で説明せよ。
■問題3
下線部①は「ヨウ素デンプン反応」に関する記述である。デンプン溶液に,ある酵素を添加して静置すると,この反応は起こらなくなる。
添加する酵素の名称と,反応が起こらなくなる理由を20字程度で説明せよ。
熊本大学(2021年) 一部略
----------------------------------------------------------
■問題1
ア ⑥
イ ⑯
ウ ③
エ ⑬
オ ⑧
■問題2
塩化水素[HCl]が酸化され塩素[Cl2]が発生するため。
■問題3
酵素の名称…アミラーゼ,
理由…アミラーゼがデンプンを加水分解するため。
-----------------------------------------------------------
化学に関するホームページは
数学に関するホームページは
大学受験対策の教材は