さよなら歌舞伎座 16カ月ぶっ通し公演
歌舞伎座 10年4月公演を最後に建て替えへ
歌舞伎の殿堂として知られる東京・銀座の歌舞伎座が、2010年4月公演を最後に建て替えに入ることが20日、松竹から発表された。
来年1月から2010年4月まで16カ月間にわたり 「さよなら公演」 を行う。
現在の建物は築50年以上が経過し、老朽化が激しい為、数年前から建て替えが取りざたされていた。
工期は約3年を予定。 新劇場はビル内に入る予定だ。
松竹によると、来年の正月から16カ月間は
「歌舞伎座さよなら公演」を実施。
正月は松竹系全劇場の公演を3日初日とし
2日に歌舞伎座の舞台に全幹部俳優を集めて
記念式典を行う。
建て替え中の歌舞伎公演は新橋演舞場を
中心に行われる。
歌舞伎座は1889年創建。1924年に奈良様式と桃山様式を合わせた現スタイルの原形が
建てられたが、45年5月に東京大空襲で焼失。51年に新築し、翌年に再開場した。
2002年に国の登録有形文化財に登録された。