清徳丸の不明親子 死亡認定へ
<イージス艦事故> 船長ら2人「死亡認定」へ
千葉・野島崎沖で海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突した事故で、第3管区海上保安
本部(横浜市)は、行方不明の漁船船長ら2人を「死亡認定」したうえで、衝突時の当直士官だったあたごの
前水雷長(3等海佐)を業務上過失致死容疑でも横浜地検に書類送検する方針を固めた。
船長らの親族からは既に認定願が出ている。3管は事故3カ月の19日以降に認定する方針で、業務上過失
往来危険容疑に加えて立件できると判断した。
また、前水雷長に当直を引き継いだ前航海長についても、不適切な引き継ぎなどが事故を招いた可能性が
あるとみて、立件できるかどうか詰めている。
死亡認定は戸籍法に基づき、水難・火災などで死亡した場合、捜査にあたった機関などが現場最寄りの
市町村長に報告する仕組み。
海難事故の行方不明者は、海上保安庁の規程で(1)親族からの認定願い出(2)行方不明者の服、遭難した
船、目撃者の証言など死亡を確認できる人的・物的証拠(3)事故発生から3カ月以上経過--といった条件を
満たす場合に限り、管区本部長が死亡認定する。
今回の事故では、漁船の船体の一部などが見つかったが、吉清治夫船長(事故時58歳)と長男哲大さん
(同23歳)は見つかっていない。3管は、衝突時の両船の位置関係などの鑑定結果も踏まえ、他の乗組員の
立件について最終判断し、早ければ今月末にも書類送検する方針。
事故は2月19日午前4時7分ごろ発生。あたご側に回避義務があったにもかかわらず、前水雷長は見張りを
徹底させなかったため、あたごを清徳丸に衝突させた疑いが持たれている。
参考資料=(毎日新聞)