パキスタンのブット元首相暗殺!
パキスタンのブット元首相暗殺、各地で暴動
パキスタンの首都イスラマバード近郊のラワルピンディで27日、野党指導者ベナジル・ブット元首相(54)の
選挙集会後に自爆攻撃が発生、ブット氏が暗殺された。
特にブット氏の出身地であるシンド州では暴動が激しくなって
おり、来月8日の総選挙は、延期の可能性が高まったとの見方
が出ている。
2度にわたって首相を務めたブット氏は、貧困層の間で絶大な
支持を得ており、3度目の首相就任を目指していた。
ブット氏は、ラワルピンディの病院で死亡した。
父ズルフィカル・アリ・ブット元首相も79年に軍事クーデターで
失脚し、ラワルピンディで処刑されている。
警察によると、犯人は集会後、ブット氏に向け発砲。
その後、爆弾で自爆した。爆発による死者は16人。
<ムシャラフ大統領への影響>
ブット氏の死は、人気低下に悩むムシャラフ大統領に一段の圧力を加える見通し。国民の間では、政府の
関与を疑う見方や、十分な警備体制を敷かなかったとして政府を非難する声が出る可能性もある。
<ブット氏が総裁を務めていたパキスタン人民党(PPP)への影響>
ブット氏以外に実力者を欠くPPPは、複数の派閥に分裂する可能性がある。
<米国主導の対テロ戦争への影響>
ブット氏は米国の強い支持者で、選挙戦では過激派と闘う必要性を強く主張していた。米国は、ムシャラフ
大統領とブット元首相が権力を分担し、過激派に対する確固とした防壁を築くことを期待していた。
