決勝史上初の逆転ドラマ!
<第89回全国高校野球選手権大会>
公立校、佐賀北が日本一!
ひと振りが勝敗を決した。高校野球は、何が起こるのかわからない。だからこそ、多くの人たちを
引きつけてやまない魅力がある。
第89回全国高校野球選手権大会は最終日の22日、佐賀北(佐賀)が0-4と広陵(広島)にリードされた
八回、副島浩史三塁手(3年)の逆転満塁本塁打が飛び出すドラマチックVを飾った。
佐賀の「がばい旋風」が甲子園を駆け抜けた。
国語科の教諭として母校に赴任して4年目。百崎敏克監督(51)も感無量だ。年間の部予算は60万円。
遠征も1泊限定。県内でも有数の公立進学校。制約は多い。それでも頂点に立った。
原点は指揮官の意識革命。全部員58人との交換日誌では常に甲子園を意識する気持ちを持たせた。
「おれたちでもやれる」の思いが、普通科中心の公立校では84年の取手二以来となる優勝として結実した。
奇跡的な大逆転劇に、留守番の生徒やOBも歓喜に沸いた。夏の甲子園で22日、初優勝を果たした
佐賀市の県立佐賀北高校食堂では、テレビ画面に声援を送った約200人が何度も何度も跳びはね
抱き合い、喜びあった。
中島義正事務長(60)は 「特待生制度」 もなく、部員は全員、普通に試験を受けて入学した県内の生徒達。
勉強をおろそかにせず、文武両道で頑張ってきた結果でしょう」 と、公立普通校の快挙に感無量の様子。
「やれば、できる!」 佐賀北が全国の公立校の仲間へ熱いメッセージを残して、暑い夏が終わる。
