日本ハム1位通過、新庄セレモニーで涙
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<日本ハム4-1ソフトバンク>◇27日◇札幌ドーム
最強だ! ファイターズ。最高だ! SHINJO。日本ハムが今季最終戦でソフトバンクを下し、レギュラーシーズン1位を決めた。今季限りで引退を表明している新庄剛志外野手(34=SHINJO)はこの日、初心に帰り阪神入団時につけていた背番号「63」でプレー。3打数無安打に終わったが、満員4万3473人で埋まった札幌ドームで1位通過を決め、試合後のセレモニーでは涙を流した。空前の混戦となったパ・リーグ上位は1位日本ハム、2位西武、3位ソフトバンクで決着。プレーオフは10月7日からスタートする。
男は、何度も背中で物を言った。真っ暗になった札幌ドーム。1位通過を決めた余韻が残るホームグラウンドのど真ん中に、新庄がいた。引退セレモニー。帽子の上にのせていた17年間のプロ野球生活に連れ添ったグラブをそっと置き、ユニホームを脱いだ。黒いTシャツがあらわになると、背中の白文字でファンへメッセージを送った。生まれ故郷の博多弁だった。
「今日、この日、この瞬間を心のアルバムに刻んで、これからも俺らしくいくばいっ!」。
奇跡的でドラマチックな1日の始まりも、背中だった。背番号「63」のユニホームを着てグラウンドへ登場した。阪神入団時から3年間、背負った番号。約1カ月前に球団へ番号変更を申請し、この日に合わせパ・リーグにも承認された。「最後は63番でいくと決めていた」。その2時間54分後。チームメート1人ずつを両腕で何度も抱き締めた。セレモニー後は、大粒の涙をこぼした。
04年。メジャーから日本球界へ復帰し、プレー経験がないパ・リーグを選んだ。以来、若手へプレー以外での意識改革を訴え続けてきた。自らが「赤」のように、稲葉には「ゴールド」、森本には「緑」、川島には「オレンジ」をトレードカラーにするようにアドバイス。プレー以外でも個性を出すように助言を続けた。小さな努力を積み重ねチームカラーも変えた。
