今日、3者面談に臨む。
勤め先からは何らかの決定事項があるだろう。
復職は叶うのか。

面談場所は産業保健総合支援センターの方が毎週来ているという国立系の病院だ。
初めて行く病院なので下調べした。
四分盲の自分はクルマの運転が出来るようになったとは言え、運転再開して約2ヶ月になるが、あまり運転していない。
外来担当の作業療法士さんが言われる、脳卒中で何らかの後遺症がある方が運転再開にこぎつけても、運転は控えている方が結構多いんですよ、と。
どれくらいの割合かは不明だが、自分もその部類に入っている。
それは走りながら標識や右左折レーンを見る行為が凄く不安に感じているからだ。
視野の欠けはスムーズな運転を妨げ、結果、運転そのものを遠ざけてしまった。
それに狭まった視野は危険の険発見を遅らせたり、時には気づけない事もあるかもしれない。
そんな状態なので普段通らない道、行かない施設の特に入り口は臆病になっている。
例えば巨大な知らないショッピングモール等は考えただけでゾッとする。

今回も自分一人の運転で行くので、妻が心配している。
不安を解消する為、Googleマップのストリートビューで予習した。
駐車場に入るには右折、左折どちらでも可能だが、左折の方が良さそうだ。
これで来る方向が決まり、ここまでの道も、そう大きくは変わらない。
大きな病院なので駐車場も広い。
建物も大きいので、産業保健総合支援センターの方から指示された待ち合わせ場所には、時間に十分余裕をもって行こう。


午後、家を出発した。
とてもよく晴れてもの凄く暑い日だ。
車が壊れないかと心配するくらいの猛暑だ。
ほぼ、いつものルートで走り、目的地の病院近くで、いつものルートから外れる。
その方が病院入り口にはスムーズだ。
予習の通り問題なく入る事が出来た。
今度は駐車が問題だ。
他のクルマにぶつけないよう、2、3台分空いている場所を探したが無い。
仕方ない、1台分でも何とか停めてみるか。
幸い、周りにせかすようなクルマは居ない。
これならじっくり、ゆっくり停められる。
安全第一のバックカメラも助かり、心強い。
綺麗に真っ直ぐ駐車スペースに収める事が出来た。
何食わぬ顔でクルマを降りる自分が居る。
自視野の欠けなど無いかのように、バレないように振る舞っているもう一人の自分が居る。
暑い、とても暑い。
どこかに熱源があり、強烈な暖房が効いているようだ。
早く建物に入ろう。
指示された入り口に辿り着き、指示されたコンビニ近くのエスカレータを発見した。
ここも人が多い。
平日にこんなにも多くの人が病院に居る。
ごった返している。
市内のショッピングモールの商業施設より人が多い。
人の流れに乗りながら歩き、エスカレータに乗った。
めまいがする。
多くの人、一人で行く初めての場所。
それでもバレないように歩いた。
上りきったが、ここからがよく分からない。
大きな待合に、長く大きな廊下。
人がひっきりなしに通り、ざわめきが大きく病院の静けさはない。
スマホを見て時間を確認。
十分早く着く事が出来たので時間は十分余裕がある。
とりあえず指示のキーワードがあるか歩いてみよう。
結構歩いたが、それらしい目印は見当たらない。
迷子にならないよう、エスカレータのところまで戻ろう。
ここで待ってみよう。
合流出来なければ電話すればいい。
しばらく待っていると会社の人がエスカレータで上がってきた。
こんにちは、今日はありがとうございます、と挨拶を交わし、ここからの場所がよく分からない事を話していると、産業保健総合支援センターの方が来られた。
これで3人揃い、すぐ近くの小部屋に移動した。
早速面談だ。