時は過ぎ、月日は流れ、これから色々な場面を思い出す日々が続くだろう。
あれから一年。

循環器のクリニックに通院し、いよいよ動悸や不整脈、心房細動の状態が悪くなり、手術を勧められた日から丸1年が来る。
この時期から連続して思い返すだろう。
自分の運命が変わる時だ。

手術を勧められ、脳梗塞になってしまったが、手術を決断した事に全く後悔はない。
あのままでは自分は父親と同じ道を歩む事になっていたに違いない。
父親が自分に見せた病気の辛さ、怖さを死をもって教えてくれたような気がしてならない。
なので迷わず決断出来た。
手術してもらい、動悸はなくなり、血液の逆流も改善され、体は以前の自分を取り戻せた。
制限も無い。
あるのは左手の麻痺と四分盲とめまい、PPPDだ。

これから冬を迎え、1年前を振り返る事が多くなるだろうが、決して後ろ向きな思いは無い。
楽しい事も沢山あるし、妻の美味しい料理にお酒も飲めるようになったし、子ども達も元気でいてくれる。
もう最高です。

少しずつ菜園もなんとか出来ているし、クルマ通勤も出来て、バイクもゆっくりなら乗れる。
ドラムもテンポ120くらいまでなら左手は動くようになったし、仕事もゆっくりなら出来ている。

元気でいられる、これほど幸せな事はない。