循環器の病院での診察の数日後、かかりつけの循環器のクリニックに、診察の予約の電話をかけた。
手術前に診てもらって以来なので、実に1年半以上が経過していた。
自分の事は忘れられていないだろうか。
病院の通院記録やカルテの事ではなく、単純に人の記憶の事だ。
もしかして、すっかりスタッフが入れ替わり、自分を知っている人が居なくなっているとか。
妻にもそんな自分の気持ちを打ち明けてみた。
妻もクリニックで働く者としてどうなのか、と。
忘れないよ、特に色々治療が必要な患者さんは、ましてや紹介状を書いて大きな手術して脳梗塞になって、しばらく診察に来なくてもあの患者さんどうしてるかなぁって話が出るよ、名前も覚えてる、と妻は教えてくれた。
そういうものなのか。
本当に多くの患者の中の一人だが、記憶に残る患者とはやはりそれなりの病気や症状、治療経過等、印象に残っていくものなのか。
それを踏まえて予約の電話をかけたのだった。
あのぅ1年半前までそちらに通院していた〇〇と言います、〇〇病院に紹介してもらって手術して初めての電話なんですが、お手紙が届いてるかと思うのですが、診察の予約をしたいのですが、と恐る恐る話した。
ですが、ですが、の連続になってしまい、変なヤツと思われたに違いない。
それでも受付の電話の方は、あぁこんにちは、お手紙届いてます、お久しぶりです、体調はいかがですか、と自分だと分かってもらっている返答が聞けた。
本当に自分の事を分かってもらえているのかなと正直疑っってしまったが、お手紙が届いている事を把握してもらっている事に安堵した。
早速、通院再開で診察の予約を入れる旨を伝え、残りの薬の日数分の確認をして、数日後の予約を入れてもらった。
そして今回から予約時間が以前より30分早くなった。
そういえば先生は遅くまで残業にならないよう予約時間が早まると言っていたのを思い出した。
それが始まっているのか。
以前は仕事を定時で終えて即行でで職場を出て17時30分までの受付に間に合っていたが、次回からは時間有給を1時間使い早く行かなければならない。
少なくなった有給のうち、1時間だけ使わせてもらう。
今後の診察も毎回1時間の時間有給が必要になるのだろう。
次回から診察の間隔はどれくらいになるのだろう。
残りの有給日数を早くも心配してしまう。