今回は循環器の病院での半年ぶりの定期の診察だ。
院長の診察で、いつも1番か2番で診察の予約をしてもらえている。
妻は休みをとって、いつも自分に同行してくれる。
診察の順番が早く、渋滞を見越していつもの出勤時間とほぼ同じ時間に家を出なければならない。
そしていつも運転してくれる。
感謝は尽きない。
ここの病院の駐車場は少し遅く来てしまうとすぐに満車になり、そうなると隣のショッピングモールの駐車場に直行だ。
良くない行為だが、せめて必ず何か買い物をするようにしている。
今日はまずまずの時間に着いたので、病院の駐車場内にクルマを置けた。
受付を済ませ2人で待合の椅子に座って待つ。
思ったより早く着いたが、既に待合は多くの人で席は埋まりつつある。
待合から見えるエレベータ、いくつかの検査室や、レントゲン室。
早い時間から慌ただしく人が行き来し始めている。
入院患者らしき人か、キャリーケースを転がす人がエレベータに乗り込む。
待つこと5分くらいか。
行き来する人の流れを見ていると見覚えのあるスタッフの方が。
あっ〇〇さんだ、と自分も妻もすぐに気づいた。
1年半前、この病院での入院初日から退院日まで、大変お世話になった理学療法士さんだ。
見ると若手の女性スタッフと一緒に何かを説明しながら歩いているようだ。
色々なところを指差しながら資料を見ながらで、新人教育のように見えた。
段々こちらに近づいてくる。
思わず声を掛けたくなったが、お二人は仕事中で邪魔をしては申し訳ないと思い、声をグッと飲み込んだ。
それでも本当に自分たちの目の前まで来ると目が合った。
そしてすぐに自分たちに気づいてくれた。
あらぁ、と目を大きく見開き、マスク越しでも笑顔が分かった。
教育真っ最中のように見える中でも、お久しぶりです、お元気ですか、と声まで掛けてもらえた。
ちょっとずつ良くなってきてます、それにしてもよく覚えておられますね、もう1年半以上経ちますよ、と自分の素直な気持ちを言った。
理学療法士さんは、そうれはもう相当なインパクトだったので、と変わらぬ落ち着いた表情で、それでいて優しい笑顔で応えてくれた。
会えて嬉しいです、と頭を下げてお仕事の邪魔にならないよう早々に話を切った。
もっともっと話したかったが、我慢した。
1年半前に入院、終術、リハビリを経て、約3週間でここから転院した。
脳梗塞による麻痺で不安いっぱいの中、この方の支えがとても心強かった。
転院先の病院を退院して、ここ循環器の病院に診察に来た約1年前にも偶然再会出来た。
この時は嬉しさのあまり涙が出たっけ。
妻も同様に助けてもらった。
大変親身に接してもらったおかげで、自分も妻もどんなに救われたか。
脳梗塞のリハビリ入院の為、ここ循環器の病院でのリハビリは十分出来ないとの事で、本当に短い期間のリハビリだったが、とても濃い時間を過ごせた。
当時の接してくれる様子を妻が動画で記録してくれており、今でも時々見返している。
急性期のリハビリ指導が本当に良かったと思っている。
それにしても多くの患者の待合で、よく自分を見つけて声まで掛けてもらえたなと、つくづく考えさせられる。
会えたのはとてもラッキーだった。
嬉しさと興奮をおさえ、診察の時を待った。