誕生日を迎えるにあたり、運転免許証の更新案内が届いた。
自分は無事故無違反なで5年ぶりの更新だ。
因みに自分はこれまでずっとゴールド免許だ。
退院後、四分盲も重なってか視力低下を感じて眼鏡を新調しており、この免許更新でも必要と考えていた。
ただ、矯正後で1.0まで強くすると、ギンギンによく見えるのだが、PPPDのめまいのようになってしまい、1度レンズ交換をしてもらった。
交換後の矯正で0.8程度にすると、とても楽に自然な見え方になった。
しかし、この程度だと視力検査がとても不安で、その時の調子で見えなかったら、と考えていた。
あとは昨年6月に警察署に行き、公安委員会へ医師の診断書を提出しているのが、どういう扱いになるのかと、そんな不安を抱えての免許センターへ更新手続に臨んだ。
日曜日とあって毎回ここは混雑する。
この日も多くの人が列を成して受付に並んでいる。
案内してくれる人や、案内板の指示に従い列の最後尾に着き、並びながら受付まで自分なりの準備をした。
今の自分は、これくらいの受付や手続も、すっかり苦手になってしまった。
理由は四分盲とPPPDによるめまいのせいだ。
毎月行く病院でもそうだ。
頭の中がグルグル回り、1部目隠しされて罰ゲームのような感覚があるからだ。
助けが欲しい、こんな時いつもそう思ってしまう。
一緒に来てくれた妻は時間つぶしで買い物に行ってしまった。
何とか一人で乗り切らなければ。
何をどう手続したか、全部は正確には思い出せない。
パスワード設定もあったかな。
覚えているのは、、、。
免許取得時又は更新時に、一定の病気等の症状に関する質問票
というものだ。
その中の複数ある質問の1つに、自分に当てはまる内容があった。
その内容は、、、。
過去5年以内に病気を原因として身体の全部又は一部が一時的に思い通り動かせなくなったことがある。
というものだ。
自分の事だ。
自分みたいな者のは申告するようにとの内容だ。
5年以内とかじゃなく、つい1年前よ。
自分は昨年6月に公安委員会に診断書を提出しているが、あれで届出としては済んでいないのか、一瞬判らなかった。
ここで何かしらの物言いが付いたらイヤだなとも思ったが、後から問題になっても面倒なので、ここは正直に、はい、に丸印を記入した。
診断書はきちんと提出して正式に運転の許可を得ているのだから堂々としよう、と考えたのだ。
次は問題の視力検査だ。
列に並び、何人も前の人の検査状況を見た。
自分の番に備えての予習だ。
見ていると検査は指定されたCの向きを皆3つ答えている。
恐らく1.0、0.8、0.7と検査しているのではないか。
検査の回転は早く、みるみる消化され、いよいよ自分の番が来た。
眼鏡等の条件付きの自分は眼鏡をかけて検査に臨んだ。
新調した眼鏡なので大丈夫だろうと思ったが、不安でいっぱいだった。
早速1つ目、2つ目とCを指示され、向きを答えた。
そして3つ目、ここに来てやはり見えにくい。
なんとなく見えた向きを答えると、検査官の掛け声が、はい、はい、はい、んんっ、と3つ目のCで止まってしまった。
テンポよく進んでいたが、違う向きを答えた為に検査官も、おっとっと、となったのだ。
すかさず自分は目を凝らし再度向きを答えた。
検査官は、はいっ、と一段大きな声で視力検査を通してくれた。
やれやれ、と次は写真撮影に、安全講習だ。
無違反の自分は毎回30分の講習で済む。
こうして周りの免許更新者と同じように全ての必要な更新手続きを済ませた。
と思った矢先に免許センターの人が自分を呼び止めた。
多くの人が居る場所から人が少ない窓口の方へと待つよう言われた。
きっとあの事だ。
女性が出てきて、例の質問票の回答についての確認をしてきた。
自分はこれまでの経緯を説明し、詳しく事情を説明した。
その女性は、分かりました、確認しますので少々お待ちください、と奥に入って行った。
やはり公安委員会に運転再開の届出は、ここでも把握出来るようになっているのだろう。
ちょっぴり不安があったが、大丈夫。
およそ5分くらいは待っただろうか。
また少し不安になった頃、女性が出てきて、確認できました、OKです、と笑顔で通してくれた。
やったー、これで晴れて運転免許の更新が出来る。
その後、無事に運転免許証を受け取り、外の駐車場で待つ妻に新しい免許証を見せることが出来た。