診察後は続いてリハビリだ。
ここリハビリ室も新年の気配を感じない。
すっかり平常運転といったところか。
そのせいで、本年もよろしくお願いします、の挨拶も吹っ飛んでしまった。
想像するに、年末年始も休まず稼働していたのだろう。
患者の病気に休みが無ければ病院も休みはない。
自分も入院中は土日、祝日も休みなくリハビリしてもらえたっけ。
本当に頭が下がる思いた。
そんな事を話しながら外来担当の作業療法士さんとのリハビリ雑談が始まった。
復職後、2週間毎、月2回のリハビリ通院は変わらない。
それに合わせて2ヶ月に1度の診察日を合わせてもらっている。
今回も変わりなく、それは続いている。
そんな中、ずっと気になっていた事がある。
高次脳機能障害の検査だ。
あれはいつだったか、まだ復職前だった。
自分は検査の途中で続行不能となり、それっきりになっていた。
また良い状態の時にやりましょうか、と優しく促してくれた外来担当の作業療法士さん。
自分の頭の中を見透かされるような気がして、現実を突き付けられたような気がした、あのイヤな検査だ。
あれが頭から離れない。
一時はアナログ時計も読めなくり、特に数字が理解できなくなってしまった。
それがいつの間にかアナログ時計は読めるようになった。
しかし計算については明らかに以前より鈍っていると感じている。
それは復職後、仕事で以前のような数字の記憶や計算が出来てないと実感しているからだ。
しいては単純計算もスムーズに出来ていない。
頭が回転してないというか、何も考えられないというか、ぽっかり穴があいたような感じだ。
それでも、入院中100ー7-7-7、、、から練習して行き、これはクリア出来るようになった。
自分でも、おいおいマジか、と思えるほど頭が回転しない。
仕事でも、出来るだけ暗算しようとするが、面倒になりPCの計算機を使ってしまう。
仕事で使う決まった数字も、療養前に覚えていたものが現在もあまり覚えられていない。
こんなだから、あの検査には恐怖を感じている。
でもいつかやらなければ、とも思っている。
妻は言う。
恥ずかしい事じゃないよ、病気でこうなったんだから、きちんと解る方がこの先いいよ、と。
そうだな、確かにそうだ。
頭では理解しているが、自分が認知症になったような気持ちになり、これ以上ショックを受けたくないのだ。
外来担当の作業療法士さんとも、ゆるーく話をしながら、いつの日か挑戦しようと思ったのだった。
また外来担当の作業療法士さんは、PCを使ってのテストもしていきましょう、と伝えられた。
モニタに数字が表示され、素早くリターンキーを押すというものらしい。
よかった。
そのテのものなら思う存分やれそうだ。