外来リハビリの日だ。
外来担当の作業療法士さんに先日の報告がある。
もちろん産業保健総合支援センターの方から、既に報告は受けているだろう。
その中で、少しでも自分の知らない情報があるか楽しみだ。

こんにちはー。
気のせいか、外来担当の作業療法士さんの声も表情も、いつもより明るいようだ。
挨拶を交わし、早速先日の3者面談の話になった。

いい結果で良かったですねーおめどうございます、と喜んでもらえた。
自分も同じように喜び、ここまで支えてもらったり、ご面倒をかけた外来担当の作業療法士さんにお礼を伝えた。
3者面談のポイントや、妻と話した事、自分が感じた事等を色々話した。
外来担当の作業療法士さんも自身の感じた印象を話してくれたり、こうして復職支援出来た事を喜んでいた。
まだまだ支援出来た人数は多くはないが、今回の自分のようなケースも凄く勉強になったと言ってもらえた。
後遺症で色々難しい事もあるだろうが、全てがリハビリだと思って、今までの生活に近づけるようにするのが大事です、と外来担当の作業療法士さん。
あと、復職してから会社に提出する診断書を主治医に書いてもらうとの事。
その中で自分の後遺症に関する事で、会社に配慮をお願いする記述を入れておくという。
更に2週間に一度、外来リハビリに来てもらうよう有給の使用のお願いも加えるという。
これは外来担当の作業療法士さんが、復職後、自分がしんどくならないように隔週の半ばで休めるよう配慮してもらったものだ。
7ヶ月もの期間、仕事から離れ、後遺症が辛いと訴える自分を気遣ってくれたものだ。
よかった。
復職したら、この通院も終わるのかと思っていたので、まだ自分はここの患者で居れる事が嬉しかった。
変なものだ。
患者の立場が嬉しく感じるというのは。

産業保健総合支援センターの方の感じた印象も聞いてみたいが、今後会える事はないようだ。
自分の復職の為に尽力してもらった人に、もう会えないというのは寂しい事だ。
また次の復職支援を求める人の為に動かれているのだろう。


外来担当の作業療法士さんから先日から打診されていた脳卒中患者さんの患者会がある。
これは初めての試みで、どう進行しようか色々考えているという。
今のところ6名くらいの患者さんの参加が予定されているらしい。
興味はあったが、自分は初対面の人が苦手だ。
自分の想像した患者会というものが参加の決断を躊躇させていたのだが、復職も決まった事もあり、自分の事を話す話題も出来たことだし、気軽に参加の誘いもあり、喜んで参加の意を伝えた。
ただ上手には話せないので助けて下さいね、と念を押した。
日時はお盆休みの日だ。
お盆も出勤さされるんですか、と聞くと、外来はお休みですけど、交代で休みをとって仕事してます、と。
確かに病院に休みはない。
その日は出勤しているスタッフで参加できる者が来ますので、ドクターも来ます、と外来担当の作業療法士さん。
なにかヒントになる話があればいいな。