思わぬ展開で母が入院した。
今年はどういう年だ。
自分が入院し、次は母だ。
入院当日まで連日のように事件が起きていたので、いずれはいつか入院となっていたはずだ。
家族もなかなか相談も出来ず、病院にも連れて行けずで疲弊していた。
ある意味、今回はチャンスだったのだと思うしかない。
このまま病院にも連れて行けない方が不幸だ。
入院の治療によって楽になってくれればいいと願うばかりだ。
週末は面会が可能という。
面会の予約を申し出ておく必要があるが、おやつの差し入れも受け付けてくれる。
保存のきかない生物はダメだが、それ以外は大丈夫だ。
ついこの間までの自分の入院を思い出してしまう。
家族の支えを強く感じられ、独りではないと、安心感があり幸せを感じた。
今度は自分が何が出来るだろうか。
クルマの運転は再開出来たが、とてもあの病院までの道のりは運転出来そうにない。
面会は家族の運転に頼るしかない。
あとは好きなおおやつの差し入れと、毎週顔を出す事くらいか。
出来る事は少ないな。
今より良くなる事を願うばかりだ。
お金や通帳が無くなった件は何度も衝突した。
その度に母に怒ったが、最近では、それに乗らないようにしていた。
それでも続き、エスカレートしていった。
それもこの入院で一区切り出来ればいいが。
正直、今は少しホッとしている。