外来リハビリの日、妻と駐車場から受付に行く途中、入院中自分の担当だった理学療法士さんに偶然会った。
患者さんと一緒に、外の歩く練習に出ていたところだった。
理学療法士さんの方から声をかけられ、自分も続いて挨拶した。
自分は視野が欠けている為、間近で顔を見ないと誰だか分からない。
とっさに思いついた話題として、自動車運転の再開が出来た事を報告すると、理学療法士さんも把握してくれていた。
自分が退院して3ヶ月ほど経つが、経過を情報共有する仕組みがあるのかなと大変嬉しく感じた。
自分もよく外へ連れ出してもらったなと思い返しながら、ほんの1分にも満たない会話だった。
理学療法士さんと患者さんはリハビリ中だ。
長く話す訳にはいかなかった。
懐かしいような、でもつい先日の事のような入院とリハビリ。
ここに通わせてもらう事で救われているような気持ちになった。

リハビリ室に行き、外来担当の作業療法士さんとの時間だ。
先日の産業保健総合支援センターの方との面談後、勤め先に連絡を取り、会社に行って会う約束をした事を報告した。
次のステップの確認で、復職については自分は希望だけ伝え、あとは産業保健総合支援センターの方に任せるくらいで行こうとの事だ。
こんな支援があり、本当に助けられるような思いだ。
自力で何とかこじ開けて復職まで頑張ろうとは正直とても思えない。
これまでの事が自分を、そう思わせている。
しかし、第三者で一目置くような人が間に居れば対応が全く違う事も自分は知っている。
外来担当の作業療法士さんも産業保健総合支援センターの方もまだ知らない自分の復職先へのイメージを、どう想像しているのだろう。
頼れるところは、しっかり頼ろう。