産業保健総合支援センターの方との面談の翌日、言われたように早速勤め先に連絡して、会ってもらえるようにお願いしようと電話する。
これまでも電話する時は、今の時間なら大丈夫かと思える時にするようにしていた。
そして電話する時はいつも緊張する。
電話の内容は、挨拶とお見舞いをいただいたお礼に、会社と従業員のみなさんへの返礼の品を持参する。
退院後、会社からお見舞いとして現金を書留で送られていた。
会社の規定により決まっており、社長からと、従業員のみんなの共済会からだった。
お礼は電話ですぐ伝えていたが、お返しを出来ずにいた。
勤め先に挨拶に行くなら、この時にお礼を渡したい。
そう考えての挨拶だった。
復職のお願いや、産業保健総合支援センターの件には触れずに話をするつもりだ。

思っていた時間に、いよいよ電話する。
かけると、いつものように事務の女性が出て電話を回してもらった。
自分の挨拶で訪問したい意向を伝え、日時を決めてもらった。
普通に対応してもらい、運転に気をつけるよう気遣ってもらった。
自分が構えすぎか。

日時は決定し、あとはこちらの準備だ。
運転の練習に、返礼品の買い物だ。