昨日、病院から渡してもらった自動車運転再開可の診断書。
これは専門の病院の医師が運転に許可を出した診断書で、公安委員会に提出し受理されれば晴れて何の問題無く運転が可能となる。
早く運転再開したいと思う反面、これで、この視野で運転してもいいものだろうかと思ってしまう。
とても不安だ。
しかし、せっかくここまで来たのだから、提出し、その後は自分で様子を見ながらでいいじゃないか、と思うようにした。
妻も同じ意見だ。

早速、診断書と一緒に渡してもらった。届出の案内が載っている説明に目を通し、お問い合わせの電話番号にかけてみた。
当初、聞いていたのは免許センター内にある公安委員会へと説明されていたが、問い合わせてみると、最寄りの警察署内の公安委員会でもいいとの事だった。
ここならクルマで15分もあれば行けるので、ここに決定した。
妻にも問い合わせ内容を話し連れて行ってもらった。

ここは町内会の交通安全自治会の会長をさせてもらった時に何回か来た所だ。
その窓口とは違うが、すぐ横にあるのが公安委員会の窓口だ。
夕方の4時をまわり、受理までに何分かかるか。

受付の女性に声をかけた。
何かの書き物をしていて忙しそうだが、どうか。
事情を話し女性は窓口すぐ隣の席に移り、ちょっとお話聞かせてもらっていいですか、と体制を整えた。
自分の話す内容を書き留める用紙を準備し、こうなった経緯を詳しく尋ねられた。
それを事細かに用紙に書き込んでいく。
それは日時や病院名、後遺症の状態まで。
結構深掘りするんだなと思えるほどだった。
それは30分以上の聞き取りで、終盤は立つように言われ、簡単な身体の動きを見られた。
そして最後、視野角度の検査をする為に席を移動し検査機の前に座った。
真っ直ぐ前を見て、左右に動かす目印を目で追わないように、どれくらいの視野角度があるかを見られた。
何とも古そうで味のある検査機だ。
視野角度が140度以上なら問題ないという。
自分は何なくクリア出来た。
自分は四分盲と診断されていて、視野の中心あたりが欠けており、その外は視野がある。
よってこの検査は大丈夫だった。
これで正式に自動車運転の再開が受理され、また大きく前進した。

最後にいいですか、と自分から質問した。
バイクは乗ってもいいんですか。
この運転再開は自動車に限っての診断書で、自動車学校でもクルマしか乗っていない。
今日のこの日まで謎だったバイク運転の可否はどうか。
改めて手足を指示の通り動かしてみて、もちろんバイクもいいですよ、と返事をもらえた。
よっしゃー、と勝ち取ったような喜びと安堵した気持ちが溢れた。

警察署をこんなに清々しく出てこれるとは、何とも気持ちよかった。
妻もまた一緒に喜んでくれた。