ドライブシュミレータ。
なんともかっこいい響きだ。
確かグランツーリスモにもTHE REAL DRIVING SIMULATORと入っていたな。
ん、綴りを見るとシュミレータではなく、シミュレータだな。
今回はどんなドライブになるかな。
外来担当の作業療法士さんから前回に続いてドライブシミュレータをやる。
まずは手始めに前回やったブレーキを踏む反応速度をみるモードだ。
自分は、ほぼ違和感なくやれている。
ステアリングの径の小ささも、ペダルの狭さも。
ゲーセンではこれが普通だった。
懐かしい、何十年ぶりか、この感じ。
最近のゲーム機はゲーセンのそれと遜色ないグラフィックだ。
ただ、このドライブシミュレータは少し粗くつくられている印象だ。
例えたらPS1のグランツーリスモのグラフィックに相当する感じか。
リアルではない。
そんな事を思いながらプレーする。
今回も悪くない。
ミスなくブレーキが踏め、うん、問題ないですね、と言ってもらえた。
1回毎のブレーキの反応速度も時間が記録されており、平均以上の成績だった。
慣れない右足ブレーキで久しぶりにやったが、まずまずだ。
次は緑ランプ、赤ランプに加え、黄色ランプの3つでプレーする。
赤、黄色ランプが表示されたらブレーキを踏む。
できるだけ早く。
ランダムに場所を変えながら表示されるランプを広い視野で捉えられるように訓練する。
右カーブを続け、道を外れないように走りながら、広い視野でプレーするのは、視野が欠けている自分には案外難しい。
思わず足にも力が入り、思わずペダルを遠くへやってしまう。
これも2分くらいと7分くらいをプレーした。
集中力が必要だ。
訓練とは言え、このシミュレータで悪い成績だと外来担当の作業療法士さんや主治医の運転許可が出なくなる。
自分は結構本気だ。
ゲーム感覚だったが、すぐにシミュレータのマジモードになっていた。
せっかく若い時にで鍛えられたゲーム勘を存分に発揮する時だ。
自分は惜しみなく出し切り、まず問題ないレベルの成績をおさめた。
さぁ次はどんなドライブかな。