退院して1週間が経過した。
これまで無事に家での生活が過ごせている。
入院中と比較して特に難しく感じる事は今のところない。
強いて言えば、退院前から感じていた左肩の違和感が強くなってきたことだ。
それは肩が簡単に抜けてしまいそうな感覚が非常に強くなってきた。
それは例えば左腕を引っ張られたり、重いものを持ったりしたら、簡単に脱臼してしまいそうな感覚だ。
これまでこんな感覚は味わった事がない。
恐らくこれも左腕の麻痺の影響と思われる。
何か異常を感じると、もしかしてこのまま一生背負うことになるのかと、過剰に心配してしまうが、これはどうか。

外来リハビリの予定日だ。
退院時に2日予定を入れてもらっていた。
どんな内容になるのか楽しみにしていた。
楽しみに感じるほど、自分はこの病院のファンになっていたのだろう。
おかしな話だ。
本来病院に通わなくてもいいのが一番なのに。

妻が仕事から帰宅し、それから妻にクルマで連れて行ってもらう。
自分は脳梗塞をやってしまったので、主治医から運転の許可が出ていない。
この運転出来ない事の意味が自分にはどういう制度で出来ないのかがよくわかっていない。
追々聞いて理解していく事になるだろう。
とにかくしばらくはクルマでの移動は妻に頼りっぱなしになるという事だ。
申し訳ない。
有難い。

家での療養で自分のすべき事は、妻が仕事から帰宅したらすぐ出かけられるようにしておく事だ。
とは言え用意するものは、診察券、保険証、水筒、マスクくらいか。
これもカバンから特に出したり入れたりするものでもないので問題はない。
身支度を終えて待機しておくのが自分の今のできる事だ。
こんな当たり前の事が、満足に出来ない感覚が自分にはある。
1つ目は視野の欠けの影響とめまいだ。
これが合わさることで物事を難しくさせる。
2つ目は時間の感覚が今だに怪しい事だ。
いつの間にかアナログ時計は読めるようになったが、今の時間が何をする時なのかが分からなくなる時がある。
時間と行動がリンクしないのだ。
ま、これは常に起こっている事ではないので、あまり気にしていない。
たまに突然起こる現象だ。

さぁ、初めての外来リハビリが始まる。