主治医と2回目の面談だ。
夕方妻が来てくれ、いつものように着替えとおやつを受け取り、洗濯物を妻に渡す。
すぐに予定の時間だ。
先生は忙しくされているだろうに、時間に遅れず、予定通りに始まった。
前回と同じナースステーションすぐ横の部屋だ。
メンバーも同じく相談員、看護士を加えた計5人での面談だ。
まずは先日の視野検査の結果からだ。
PCモニタに表示された自分の検査結果だ。
円を縦横に4つに区切って色が付けられている。
ピザやケーキのようなイメージだ。
この円は、あのBSアンテナの形状を表しており、この中の光の点を捕らえられなかった位置は黒で表示されていた。
前回は左下4分の1のエリアが綺麗に真っ黒だった。
そのエリアが今回はなんとグレーになっている。
これはどういう事なのか。
薄ら見えているのか。
主治医も、前より見えて来てますね、と言ってくれた。
妻も声を出して喜んでくれた。
でも、この見えてきているとはどういう意味なのか。
視野検査は光が見えたらボタンを押す、見えなかったら押さない、とどちらかしかない。
薄ら見えるという意思表示はできないので、これが後から疑問が残った。
改善が見られたのは良かったと、妻と喜んだ。
この先も希望を持っていける。
主治医はこの視野検査結果をプリントアウトしたものを渡してくれ、これからこのまま半年、一年経ってどうかというところですね、と付け加えた。
2年とか3年後とかではないと念を押して言われた。
自分は眼科に行って診てもらいたい旨を伝えてみると、そうですね1回診てもらうのもいいでしょうね、と。
自分はこの視野のことをあるスタッフさんに話したら、ちらっとプリズム眼鏡というものを話されていた。
初めて耳にするもので、どういったものかは全く分からないが、視野の欠けを補うものかなと、勝手に想像していた。
そういったわずかな望みを眼科に求めていた。
ここ脳神経外科内科の病院には眼科はないとの事だったからだが、突破口があるかどうかは分からない。
続いて左手の麻痺のリハビリ状況の確認で、今後の仕事復帰に向けてのプランを言われた。
だいぶ動くようになった左手だが、元の動きからすれば自己採点は20点くらいだ。
とても素直に改善を喜ぶことはできない。
仕事も復帰して同じ業務が出来るとはとても思えなかった。
自分では復職は諦めていた。
とても、とても元の動きや感覚には及ばない。
それは自分が一番よく分かる。
患った人でなければ絶対に分からないだろう。
自分は先生に、何か支援のようなものはないんですか、と尋ねてみた。
すると、このこの程度の動きや視野の欠けなら障害認定はおりません、と相談員さん。
ちょっと冷たい感じで、ちょっと突き放されたような返答だった。
表情も冷静だ。
自分は障害認定が欲しい訳ではなく、なんらかの支援があるものなのかが知りたかったのだが、後から思えば、支援があるということは障害者認定を受ける必要があるということなのだ。
これは制度のことで病院や先生がどうこうできる問題ではないと自分に言い聞かせた。
退院の話に移り、先日伝えられた予定日でいくことになり、とりあえず退院に向け大きく前進した。
退院して日常生活が1番のリハビリになるますから、と先生。
今の体の状態を自分では家での生活は問題なく出来そうな気がしている。
そうでなければ早く退院したいとは思えなかっただろう。
懸念しているのは視野とめまいだ。
このめまいが難しくしている。
あとは退院後の通院リハビリをどうするかを決めていかなければならない。
ここの病院でもいいし、自宅近くで探してもいいし、必ず続いてこの病院でという話ではなかった。
妻は自分の状態を一番把握できてデータもあるこの病院で通院するのを勧めた。
それは今後ゆっくり考えよう。
夕方妻が来てくれ、いつものように着替えとおやつを受け取り、洗濯物を妻に渡す。
すぐに予定の時間だ。
先生は忙しくされているだろうに、時間に遅れず、予定通りに始まった。
前回と同じナースステーションすぐ横の部屋だ。
メンバーも同じく相談員、看護士を加えた計5人での面談だ。
まずは先日の視野検査の結果からだ。
PCモニタに表示された自分の検査結果だ。
円を縦横に4つに区切って色が付けられている。
ピザやケーキのようなイメージだ。
この円は、あのBSアンテナの形状を表しており、この中の光の点を捕らえられなかった位置は黒で表示されていた。
前回は左下4分の1のエリアが綺麗に真っ黒だった。
そのエリアが今回はなんとグレーになっている。
これはどういう事なのか。
薄ら見えているのか。
主治医も、前より見えて来てますね、と言ってくれた。
妻も声を出して喜んでくれた。
でも、この見えてきているとはどういう意味なのか。
視野検査は光が見えたらボタンを押す、見えなかったら押さない、とどちらかしかない。
薄ら見えるという意思表示はできないので、これが後から疑問が残った。
改善が見られたのは良かったと、妻と喜んだ。
この先も希望を持っていける。
主治医はこの視野検査結果をプリントアウトしたものを渡してくれ、これからこのまま半年、一年経ってどうかというところですね、と付け加えた。
2年とか3年後とかではないと念を押して言われた。
自分は眼科に行って診てもらいたい旨を伝えてみると、そうですね1回診てもらうのもいいでしょうね、と。
自分はこの視野のことをあるスタッフさんに話したら、ちらっとプリズム眼鏡というものを話されていた。
初めて耳にするもので、どういったものかは全く分からないが、視野の欠けを補うものかなと、勝手に想像していた。
そういったわずかな望みを眼科に求めていた。
ここ脳神経外科内科の病院には眼科はないとの事だったからだが、突破口があるかどうかは分からない。
続いて左手の麻痺のリハビリ状況の確認で、今後の仕事復帰に向けてのプランを言われた。
だいぶ動くようになった左手だが、元の動きからすれば自己採点は20点くらいだ。
とても素直に改善を喜ぶことはできない。
仕事も復帰して同じ業務が出来るとはとても思えなかった。
自分では復職は諦めていた。
とても、とても元の動きや感覚には及ばない。
それは自分が一番よく分かる。
患った人でなければ絶対に分からないだろう。
自分は先生に、何か支援のようなものはないんですか、と尋ねてみた。
すると、このこの程度の動きや視野の欠けなら障害認定はおりません、と相談員さん。
ちょっと冷たい感じで、ちょっと突き放されたような返答だった。
表情も冷静だ。
自分は障害認定が欲しい訳ではなく、なんらかの支援があるものなのかが知りたかったのだが、後から思えば、支援があるということは障害者認定を受ける必要があるということなのだ。
これは制度のことで病院や先生がどうこうできる問題ではないと自分に言い聞かせた。
退院の話に移り、先日伝えられた予定日でいくことになり、とりあえず退院に向け大きく前進した。
退院して日常生活が1番のリハビリになるますから、と先生。
今の体の状態を自分では家での生活は問題なく出来そうな気がしている。
そうでなければ早く退院したいとは思えなかっただろう。
懸念しているのは視野とめまいだ。
このめまいが難しくしている。
あとは退院後の通院リハビリをどうするかを決めていかなければならない。
ここの病院でもいいし、自宅近くで探してもいいし、必ず続いてこの病院でという話ではなかった。
妻は自分の状態を一番把握できてデータもあるこの病院で通院するのを勧めた。
それは今後ゆっくり考えよう。