あのスタッフさんがしばらく居ないな、とふと思う時がある。
入院病棟のフタッフさんたちは日勤夜勤と入れ替わり、休日があればしばらく会わない感覚になる。
スタッフのみなさんはとても優しく接してくれる。
仕事とはいえ、いつもいい顔は出来ないと思うのだが。
そんなスタッフさんに恵まれているおかげで、不在の時はつい誰かを探してしまう。
それほど居心地のいい入院生活を送らせてもらっている。
そういえばここに転院してきた日に病室に案内してくれた若い看護士さんを見かけない。
忙しそうに業務をこなす中、自分の対応に忙しさに拍車をかけたような印象だった。
すっかり冷めていた昼食を温めてくれた優しい看護士さん。
忙しさの余り、笑顔の余裕がないような印象だったが、一生懸命さが伝わってくるような方だった。
ちょっとギャルっぽい感じで、言葉がたどたどしく、少し鼻にかかったような声の看護師さんだった。
どうしているんだろう。
初対面の挨拶で丁寧に胸にあるネームに手を添えながら〇〇と言います、よろしくお願いします、と笑顔で病室にきてくれた看護士さんがいた。
こんなふうに名乗ってこられた看護士さんは、この方と、自分の担当の男性看護士さんだけだった。
いつも自分の目を見て笑顔を絶やさず話をしてくれる方だ。
この方に転院前の循環器の病院で手術をした話題になった際、傷口の確認をするという事で、パンツをずらし、鼠径部にある傷口を診てもらった事があった。
この時は、もう慣れもあり、うまく鼠径部だけを出したので、恥ずかしさは全く感じなかった。
この方を見ていると、どんな患者さんにも分け隔てなく優しく接している。
ある看護士さんは自分が病室でスティックを振っていると看護士さんが学生時代に吹奏楽部に所属しており、管楽器をやっていたと話がっ盛り上がった。
さらに弟さんは他県で劇団に入りコメディタッチの演劇をしていると。
サイトにもアップされていて良かったら観てみてくださいね、と。
きょうだいで顔が良く似ていると言われるんです、とあとでキーワードをヒントに検索してみた。
本当にそっくりだった。
このあたりから自分はスマホが少しずつ使えるようになっていった。
使う気になれなかったスマホを使えるきっかけを与えてくれた方だった。
別の看護士さんも自分のスティックを振る様子に色々話してくれた。
普段は特に会話もなく淡々と検温等をされる方だったが、この時は、どんな音楽をされるんですか、と尋ねられた。
それを皮切りに看護士さんも管楽器をされ、あの看護士の〇〇さんもされるみたいですよ、と教えてあげた。
驚いた様子で、知らなかったー、と、つい言ってしまったが、良かったのかどうか。
分からないから職場って。
色々自分の音楽活動を尋ねられたが、正直人に言えるほどの活動はしていない。
バンド仲間でわちゃわちゃやっているだけだ。
看護士さんの別の一面に触れ元気をもらえた。
またドラムを叩けるようになりたい、そう奮起させてもらえた。
とても声の透き通った看護士さんがいた。
その方は自分が循環器で手術をしての転院と知り、私も他県で循環器に居たんですよ、と。
その病院は自分がクリニックで循環器の病院を紹介された3つのうちの1つだった。
共通の話題で楽しく話をされ、おおいに盛り上げてくれた。
自分の転院した経緯にも理解してくれ同情され、励ましてくれた。
とても特徴的な声で印象に残るひと時であった。
一番ベテラン風の看護士さんも顔を合わすとニコッとしてくれた。
当然みなさんマスクで口元は分からないが、笑顔が容易に伝わってくる。
この方は途中から目が合うと手を振ってくれるようになった。
自分も手を振って返した。
いつしか挨拶のようになった。
この看護士さんに自分の胸の手術の傷口を見てもらったことがあった。
傷口になにやら凧糸のようなものが出ているように見え、不安になった。
夜のシャワーのの後、その看護士さんに相談したのだった。
これなんですかね、紐のように見えるんですけど、とその部分を診てもらった。
かさぶたとは違い白っぽい色なので、凧糸のようにみえた。
看護士さんはいつもの笑顔が消え真顔でその部位を見て真剣に、先生に診てもらいましょう、と。
笑顔しか見せない看護士さんの一面を見た気がした。
他にも介護士さんも数名おり、みなさんこれまたやさしい。
やさしさの中に厳しさもありつつ患者さんに接している。
優しく厳しく接する仕事っぷりに頭が下がる思いだった。
自分はこの方達に直接関わることがないが、名前を覚えていてくれている。
食事の際は看護士、介護士の人達で配膳をしていく。
この時が唯一の関わりだ。
高齢の女性スタッフの方がもう一人居る。
ホールに設置してある流し台でいつも作業している。
お茶をつくったり、食事の前準備に後片付け。
この方もいつも声かけしてくれ心が和むようだった。
お風呂に向かう時も笑顔で送ってくれた。
多くのスタッフさんに支えられて快適に過ごせている毎日に感謝。
後遺症に泣き言を考えてばかりの自分に元気を与えてくれる、そんな環境に自分は居る。
恵まれていると実感した。
頑張るとは言い切れないが、自分に負けずにいようと思った今日この頃。
入院病棟のフタッフさんたちは日勤夜勤と入れ替わり、休日があればしばらく会わない感覚になる。
スタッフのみなさんはとても優しく接してくれる。
仕事とはいえ、いつもいい顔は出来ないと思うのだが。
そんなスタッフさんに恵まれているおかげで、不在の時はつい誰かを探してしまう。
それほど居心地のいい入院生活を送らせてもらっている。
そういえばここに転院してきた日に病室に案内してくれた若い看護士さんを見かけない。
忙しそうに業務をこなす中、自分の対応に忙しさに拍車をかけたような印象だった。
すっかり冷めていた昼食を温めてくれた優しい看護士さん。
忙しさの余り、笑顔の余裕がないような印象だったが、一生懸命さが伝わってくるような方だった。
ちょっとギャルっぽい感じで、言葉がたどたどしく、少し鼻にかかったような声の看護師さんだった。
どうしているんだろう。
初対面の挨拶で丁寧に胸にあるネームに手を添えながら〇〇と言います、よろしくお願いします、と笑顔で病室にきてくれた看護士さんがいた。
こんなふうに名乗ってこられた看護士さんは、この方と、自分の担当の男性看護士さんだけだった。
いつも自分の目を見て笑顔を絶やさず話をしてくれる方だ。
この方に転院前の循環器の病院で手術をした話題になった際、傷口の確認をするという事で、パンツをずらし、鼠径部にある傷口を診てもらった事があった。
この時は、もう慣れもあり、うまく鼠径部だけを出したので、恥ずかしさは全く感じなかった。
この方を見ていると、どんな患者さんにも分け隔てなく優しく接している。
ある看護士さんは自分が病室でスティックを振っていると看護士さんが学生時代に吹奏楽部に所属しており、管楽器をやっていたと話がっ盛り上がった。
さらに弟さんは他県で劇団に入りコメディタッチの演劇をしていると。
サイトにもアップされていて良かったら観てみてくださいね、と。
きょうだいで顔が良く似ていると言われるんです、とあとでキーワードをヒントに検索してみた。
本当にそっくりだった。
このあたりから自分はスマホが少しずつ使えるようになっていった。
使う気になれなかったスマホを使えるきっかけを与えてくれた方だった。
別の看護士さんも自分のスティックを振る様子に色々話してくれた。
普段は特に会話もなく淡々と検温等をされる方だったが、この時は、どんな音楽をされるんですか、と尋ねられた。
それを皮切りに看護士さんも管楽器をされ、あの看護士の〇〇さんもされるみたいですよ、と教えてあげた。
驚いた様子で、知らなかったー、と、つい言ってしまったが、良かったのかどうか。
分からないから職場って。
色々自分の音楽活動を尋ねられたが、正直人に言えるほどの活動はしていない。
バンド仲間でわちゃわちゃやっているだけだ。
看護士さんの別の一面に触れ元気をもらえた。
またドラムを叩けるようになりたい、そう奮起させてもらえた。
とても声の透き通った看護士さんがいた。
その方は自分が循環器で手術をしての転院と知り、私も他県で循環器に居たんですよ、と。
その病院は自分がクリニックで循環器の病院を紹介された3つのうちの1つだった。
共通の話題で楽しく話をされ、おおいに盛り上げてくれた。
自分の転院した経緯にも理解してくれ同情され、励ましてくれた。
とても特徴的な声で印象に残るひと時であった。
一番ベテラン風の看護士さんも顔を合わすとニコッとしてくれた。
当然みなさんマスクで口元は分からないが、笑顔が容易に伝わってくる。
この方は途中から目が合うと手を振ってくれるようになった。
自分も手を振って返した。
いつしか挨拶のようになった。
この看護士さんに自分の胸の手術の傷口を見てもらったことがあった。
傷口になにやら凧糸のようなものが出ているように見え、不安になった。
夜のシャワーのの後、その看護士さんに相談したのだった。
これなんですかね、紐のように見えるんですけど、とその部分を診てもらった。
かさぶたとは違い白っぽい色なので、凧糸のようにみえた。
看護士さんはいつもの笑顔が消え真顔でその部位を見て真剣に、先生に診てもらいましょう、と。
笑顔しか見せない看護士さんの一面を見た気がした。
他にも介護士さんも数名おり、みなさんこれまたやさしい。
やさしさの中に厳しさもありつつ患者さんに接している。
優しく厳しく接する仕事っぷりに頭が下がる思いだった。
自分はこの方達に直接関わることがないが、名前を覚えていてくれている。
食事の際は看護士、介護士の人達で配膳をしていく。
この時が唯一の関わりだ。
高齢の女性スタッフの方がもう一人居る。
ホールに設置してある流し台でいつも作業している。
お茶をつくったり、食事の前準備に後片付け。
この方もいつも声かけしてくれ心が和むようだった。
お風呂に向かう時も笑顔で送ってくれた。
多くのスタッフさんに支えられて快適に過ごせている毎日に感謝。
後遺症に泣き言を考えてばかりの自分に元気を与えてくれる、そんな環境に自分は居る。
恵まれていると実感した。
頑張るとは言い切れないが、自分に負けずにいようと思った今日この頃。