自分には主治医、看護士、相談員、3名のリハビリ担当者が指定された用紙が病室の掲示板に貼られた。
初めて目にするPT、OT、STのリハビリの文字。
遅い昼食を済ませ間髪入れずに早速リハビリが始まった。
まずはSTの言語聴覚士の方からだ。
病室前にある広く開かれたスペースにテーブルや椅子があり、そこを見渡せるように開かれたナーステーションがある。
その周りを病室が囲むようにあり廊下らしい廊下はない。
とても合理的に設計されたオープンな病棟だ。
その開かられたスペースのテーブルに付きリハビリは始まった。
自己紹介を済ませ早速、自分の状態を把握する為だろう、後遺症の有無、程度を知るテストのようなものをした。
ぱぱぱぱぱ、かかかかか、ばばばばば等、あとに続いて発声。
簡単な記憶、認知の確認。
正直、マジか、と思いながら、しょうが無いか、自分はそういう病気になったのだと言い聞かせた。
やはり不貞腐れた顔になっているだろう。
とても受け入れられない。
あっという間に入院初日のリハビリはこれで終わり。
今日は午後からのリハビリ1時間で、明日からPT、OT、STのリハビリが各1時間が始まる。
自主リハビリも課せられるとの事で、ダラけているヒマはないようだ。
お風呂、シャワーは週2回と聞いた。
許可が出れば毎日入れるという。
ここでもまだ制限があるのか。
前の病院では後半は毎日シャワーが許されたが、それが伝えられていないのか。
それとも、ここはここという事か。
こうして目まぐるしい転院1日目を終えた。