掌から零れる黄色い砂

何れだけ零さないようにしても

想いは虚しく

砂は落ちる

さらさら

さらさら、と

まるで、

こんな無力なオレを

嘲笑うかの様に。



ねぇ。

何が掴めると云うの。

こんな、

何も出来ない人間に。



何を求めても

何も求めなくても

結果なんて変わりはしない。


それなら

もう期待なんかさせないで

この両の手首を

無慈悲な光を纏う

慈愛に満ちた刃で切り落として。


優しさは諸刃の剣

愉しさは痺れる酒

愛しさは甘い毒薬


ほら、

また瞳の奥で

道化の仮面が静かに笑う

その素顔は誰にも明かさずに。