漂う死臭。

血肉と獣の臭い。

そう。奴等は覚えてしまっていた。

餌場の場所を。

餌の捕り方を。

人間の味を。

電気の通わなくなった暗い部屋の中で暗鬱に後悔と懺悔をただひたすら反芻する。

裏切りの代償は深い恐怖。

閉じ込められると云う苦痛。

助けも呼べず、遂には頼みの綱の小屋も破壊される。

砦が削られる度、向こう側へ少しずつ近付く。

子供を殺された親の怒りは、正に神の如し。

摂理に逆らった鉄槌を下されるのは、もう間も無く・・・