8月になると、戦争にまつわる記事を、メディアを通して見聞きするチャンスが与えられます。
平和を願う人々にとっては、とても大切な月であると思う。
戦争の傷跡(傷痕)を知ることを、避けて生きてきたのですが、この時期は、映画や本、メディアなどを通し、平和の今の幸せを噛み締めています。
「ヌチドタカラ」は沖縄語、命こそ宝という意味。
沖縄戦の体験を、子どもたちに語られた本なので、やさしい文体で分かり易い。
新垣氏は、17歳で学徒兵として従軍、凄まじい沖縄戦を戦い、捕虜として命を得た方。
日々の体験を日記に記し、運良く持ち帰ることができたため、この本が書けたそうです。
想像を絶する状況の中、敵(アメリカ兵)の優しい行為が、多く記されてホッとする場面があります。
当時英語は、敵性語として禁止されていたけど、ほんの一言の単語だけで、救われ生き延びた人が多いことを知りました。
新垣氏は、「ことばは命を救う」と述べています。
「ヌチドタカラ」は「命こそ宝」命は宝ではないと。
沖縄戦で生き残った方たちは、「宝」を得たものの、心の傷は大きく、癒えることはなく、苦しみの中で生きています。
お子さんたちに、お勧めしたい本です。



