きょうは、しとしとと静かな雨が降り続いています・・・。
こんな日は、甘い妄想に浸りたいなぁ~と思いつつ、窓ガラスを手でふいています・・・。
「サンオ」ハン・イスと言う男のギルの動きに、目が離せなくなっています・・・。
ひとり・・・暗闇に浮かぶ手のひらを合わせて、目を閉じるイスの冷ややかで美しい横顔・・・遠くを見る目は一瞬にして、キム・ジュンの顔に・・・。
好きなギルのシーンのひとつです~。
昔、2人で歩いた森・・よく似ているけど、違う沖縄の森・・・「イスヤ~」と呼ばれたイスの途惑い、振り向いたイスは少年のままの顔・・・哀しい瞳が美しくて・・・。
触れたいけれど、意のままに抑えられない弱さも持ち・・・そして、一瞬にして迷いを振り払う強さ・・・心の闇の中で思いを整えて、復讐の冷ややかな目つきに変わる・・・・。
ギルの表情は、冷たさも、哀しさも、苦しさも、優しさも全てが美しくて・・・堕ちるんじゃなくて、堕されてしまう・・・・。
そして、妹イヒョンを見るイスの慈愛に充ち溢れた眼差し、冷酷なキム・ジュンも彼女の前では崩れてしまう・・・誰にも見せなかった姿と親しい声で愛を表すようで・・・ハン・イスに戻ってしまう・・・。
余りにも優し過ぎて涙です・・・。イヒョンにジュースを渡された時、妹の手に触れた時の目は、幸せそうで、とても癒されるシーンです。イスにとっては、兄妹のふれあい・・・。
ヘウを見る目とは違います・・・声のトーンも変えているようで・・・ギルは凄い~。
ヘウとの時間、イヒョンとの時間・・・イスの心は、12年前のまま、一歩たりとも変わってなくて、周りは全て変わってきている・・・イスは、苦しさも不合理も愛も懐かしさも昔のまま・・・哀し過ぎる・・・ギルは、場面、場面で、そんなことを感じさせてくれる・・・。
あの生まれ変わった時、スニーカーで歩きだして・・・革靴に変わるキム・ジュン(吉村純)・・・名前を変えなければならなかった孤独、いつも心を引き締める度に拳を握る・・・イス。
ギルは拳さえ美しく・・・。
顔と名前、性格は変えられても心までは変えられない・・・そんなイスの心の迷い、戸惑い、混乱をギルは瞳と表情の微細な変化をみせています~。
ギルは自然なんだけど、心に残る演技をします・・・。ヘウ家のパク女史との喫茶店でのイスです。パク女史の会話の中で、「ウリイスが・・・」とイスを想ってくれるシーンで、心の動きを指先で表します。そして、彼女の言葉で、唾を飲み込み咽喉仏で表現する上手さ・・・静かですが、素晴らしいなと思いました~。
イスとヘウの高校時代の想い出の場所、図書館でのシーンは、今と過去が交錯して美しくて切ないシーンでした。そこには、12年前の2人だけ・・・。別々の二人・・・隠れてヘウを見るイスの哀しさ・・・少年から、ダークなイスへと変わってゆく・・・・。
ヘウへの愛、妹イヒョンへの想い・・・イスは、復讐へと向かうのか~。
「サンオ」は、じっくりと考えながら、冷静にイスと歩いて行かねばならないのでしょうか・・・重すぎるなぁ~。
「たった ひとつの愛みつけたから そっと抱きしめ 生きていた
せめて 夜空が まだ届かぬ夢
追い続けて 目覚めないうち
結ばれたこと 忘れないように 君の胸 僕の胸と
きつく合わせ 寄り添い眠ろう
いつか宇宙のはて 命消えても 小さな灯に きっと なれるから
遠く離れてた 巡り逢えないで 哀しみばかり 拾って
彷徨ってた 君に逢うまでは
つないだ糸を 放さない様に 君の指 僕の指と
かたく絡め 寄り添い眠ろう」(「ロマン」より)
