「傲慢と偏見」は、
若い検事たちが活躍するドラマ。
人間関係が絡まりあってて、
その謎が解けていくのが見どころです。
2014年に韓国で人気を博したそう。
イケメン検事役チェ・ジニョクと
ヒロイン役のペク・ジニは、
本作で2014MBC演技大賞、
特別企画部門・優秀演技大賞を受賞。
だそうです。
確かに、イケメン、そして美人。
だけど、それはちょっと置いといて…。
私が目が離せなくなるくらい
注目したのは、
部長検事のムン・ヒマン!
(変な名前…)
しゃべる時の、独特の節回しが
あふれんばかりの個性を発揮しています。
ものすごい存在感です。
そして何より、
何話か見て途中で気が付いたのですが、
この方、私の父にかなりソックリなんです。
顔のパーツひとつひとつは、
違うんですけどね、
全体としての雰囲気、シルエットがソックリ。
そして歩き方や仕草、
特にメガネの奥から
のぞきこむように人を見る目つきが、
本当に似ていて、驚きます。
父は日常的に車の運転をしていたので、
車に乗るシーンなどは、まるで父。
日本で長年テレビを見ていても、
これほどまでに
自分の親と似ている人を見かけたことがない。
そんなわけで彼を見ていると、
若い頃の父が画面の中で動いているようで
不思議な気分になります。
いや~、似てる!
演じているのは
チェ・ミンスさんです。
この方もこの役で
黄金演技大賞を獲られたそうです。
「演技」なんですねぇ。
父にソックリなので、
「あれが演技なのか…」と
本当に感心してしまうというか、
不思議です。
そして、
こんなに注目しているにもかかわらず、
調べるまでチェ・ミンスさんと
わからなかった事にも驚き。
「武士ペク・ドンス」を見ていたのに、
全然気づかなかった。
役者さんは、
時代劇と現代劇では、
ガラリと印象が変わりますね。
私の父は、熟年離婚の末に、
どこかに行ってしまったので、
もう会うこともなさそうです。
次に会う時には、
死体になっていることでしょう。
父がバリバリ仕事していた時代の
姿とソックリな部長検事が
画面の中で動き回るのを見ながら、
しばし郷愁に浸ります。
実に個人的な楽しみ方であります(笑)。
「傲慢と偏見」は、
私にとって
「おとーさんに会える作品」。
|