名作『王様と私』をベースに作られた『殿様と私』を観劇してきました。

 

 

近鉄アート館は初めてのご訪問。

ハルカス美術館のあるタワー館とつながっている

ウィング館にある、こじんまりしたホールでした。

こじんまりしてるから役者さんの息遣いや

ため息が伝わってくるほどの一体感がありました。

 

明治時代、鹿鳴館での舞踏会が華やかに行われている頃

急激な西洋化についていけず

それでも名門家の存続のために何とかしなくちゃ・・・と

ダンスのレッスンを受ける子爵、お家の方たちの物語。

アメリカ人のダンス教師は 大好きな水夏希さん。

水さん、めったに関西で公演されないので

ぜひ見に行かなくちゃ!!と

チケットをゲット。

 

テンポよく、ドタバタ危機を乗り越えてお話は進みます。

 

唯一のアメリカ人、アンナは日本語が話せない設定。

だけど全員セリフは日本語でやり取りします。

間に通訳を挟んでの子爵とアンナのずれたやりとりが

面白くもあり、

言葉なくても心は触れ合うんだな~と納得。

 

最後のシーンで白川子爵(升毅さん)とアンナ(水夏希さん)が

リビングでダンスを踊ります。

アンナはもちろんドレスだけど(でも靴を履いていない)、

足袋をはいて着物に羽織姿の子爵がステップ踏むのが面白かった。

 

疲れたとき、現実を忘れたいとき

水さんが宝塚にいたころのDVDを見て歌を聞いている。

コメディチックなセリフの言い方とかしぐさとか

今も輝いている水さんを見れてよかった。