先週閉幕したのですが

美術館「えき」KYOTOで 『香りの器』のコレクション展がありました。

 

 

人間の五感の中でも 

嗅覚は直接大脳辺縁系に結び付いていると言われています。

香りをかぐと

幼いころの定番のごちそう、カレーのにおい

摘み立てイチゴのジューシーな香り

懐かしい思い出がよみがえってくることがありますね。

 

人間てすごいな~~~と思ってしまう。

形を持たない香りを保管するのに

目で見ても美しい、優美な形の器を使い始めました。

 

展示された高砂香料株式会社のコレクションは

器が作られた時代にワープするような

ほのかな香りが漂ってきそうな

おしゃれなコレクションです。

会社のHPでも、コレクションの紹介をしています。

 

 

19世紀のボヘミアン・ガラスの香水瓶。

青色ガラスに金彩で草花が描かれています。

 

20世紀のロイヤルコペンハーゲンの、花を描いた香水瓶。

花はすみれでしょうか

入っていた香水はすみれの香りがするのかな・・・

 

20世紀初めの、ピヴェール社化粧品のカタログ。

こんなカタログ見ると、どれを買おうかなあ…と迷いそう。

 

人類の最初の香りは、香炉のような器に載せて燃やし

煙で漂う香りを天に届けていました。

今の線香の方法やね。

 

17~18世紀ごろに香りをアルコールで抽出する方法が見つかり

液体の香水が誕生したそう。

 

目に見えないものを、液体にして、

さらにそれを美しい器に入れて視覚で楽しめるようにして、

人間の知恵ってすごいなあ。

 

お土産は 京都の松栄堂の お香。

『源氏かおり抄 花散里』

パッケージに橘が描かれていて、

甘酸っぱい柑橘系の香りがします。

お香の香りに誘われて、

千葉雄大ひかる君来てくれへんかなあ・・・