フリーアナウンサーで尺八奏者の
安田知博さんからご案内いただいて
奈良市学園前ホールでの
和楽器コンサートを鑑賞してきました。
和楽器ユニット『おとぎ』は
筑前琵琶・語り【川村旭芳さん】
胡弓 【木場大輔さん】
筝・十七弦・尺八【折本慶太さん】
尺八・篠笛・語り【安田知博さん】 の
4人グループです。
『おとぎ』のコンサートは今回で2回目。
胡弓や篠笛の物悲しい響きを 目を閉じて聴いていると
自分の中に脈々と続く和のDNAを感じます。
でも 単に物悲しいだけでなく
十七絃や琵琶のダイナミックなリズムも加わり
迫力のあるコンサートでした。
特に心に響いたのが
第二部の乙女文楽とコラボした音楽劇『つう』。
民話の『夕鶴』のおはなしです。
(画像は桐竹繭紗也さんHPより)
桐竹繭紗也(まさや)さんが遣う文楽人形の
艶やかでなめらかな所作、動きを
さらに 琵琶の弾き語り、ストーリーの語り、
胡弓、筝の演奏が盛り上げていきます。
人形は高さ130センチほどかな。
遣い手の桐竹さんと一体化して、命を吹き込まれたかのようです。
欲におぼれた夫のために わが身の羽を抜いて衣を織り
赤ちゃんとの別れを惜しみながら 天に召される最後の場面。
残していくわが子に言葉をかけているのでしょうか
何度もくりかえす指先の優しい動きが涙を誘いました。
わずか5人の表現者で作り上げているとは思えないほどの
見ごたえ、聴きごたえのある舞台でした。
この音楽劇『つう(おとぎ版)』は
2017年に京都で初演し、今回が2度目の上演だったそうです。
貴重な作品を観れて(聴けて)よかったです。

