日本史 時代のキーワード10 | 生活の中で使える記憶のコツ

日本史 時代のキーワード10

ユウマです。

いよいよこのシリーズ最後になりました。

次回以降は、「日本の地理シリーズ」を記事にしていこうと思っています。
(恥ずかしながら、ボクが地理を不得意なもので・・・)

ではでは、よろしくお願いします。


今回は、大正以降をまとめてみていくことにします。


ボクが抜き出したキーワードは

1.第一次世界大戦
2.満州事変
3.第二次世界大戦
4.朝鮮戦争

です。


まず、キーワードを覚える前に歴史の流れを確認していきましょう。


日本は、日清・日露の2つの戦争を通じて、列強といわれる、力を持った外国の仲間入りをしていました。

そんな中、第一次世界大戦が勃発します。

事件の発端は、オーストリアの皇太子夫妻が、セルビア人の青年に殺害されたこと。そして、オーストリアがセルビアに宣戦布告をしたことです。

この戦争を利用して、各列強の国々が便乗して自分の利益のために戦争を始めたのが第一次世界大戦です。

対戦の構図は、ドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟 VS フランス・ロシア・イギリスの三国協商 となっていました。

この戦争は、アメリカが三国協商に加担した結果、三国協商側の勝利となりました。

第一次世界大戦中に日本が何をしていたかというと、中国に進出していました。

これには理由があって、第一次世界大戦前に日本とイギリスは日英同盟を結んでいました。その同盟を理由に、イギリスの敵国であるドイツ領の中国を占領しました。

しかし、これは建前の理由で、本音は領地を広げたかったのです。日本は、戦地とは遠くはなれたところで、まんまと領地を手に入れました。

第一次世界大戦が終わり、戦勝国と戦敗国の間で条約が結ばれました。

この条約の内容が厳しすぎて、戦敗国はその苦しみから、第二次世界大戦を引き起こすことになります。

その第二次世界大戦のきっかけとなるのが、世界恐慌です。

各国は、自分の国の利益を守るのに精一杯になりました。他国の利益なんて二の次です。

そんなことになるとこまるのは、第一次世界大戦の戦敗国です。

一からやり直そうと思っていたところに、恐慌が起きて、もう手の打ちようがなくなりました。

そんな中で、出てきたのが、ドイツのナチス党やイタリアのファシスト党です。

彼らの思想は、「自分たちの人種が世界一、邪魔なやつらは暴力でやっつける」です。

この思想から、ドイツは条約を無視して周辺の国に侵略を始めました。

この動きに、イギリスとフランスが宣戦布告をして第二次世界大戦が始まりました。

一方、日本はというと、第二次世界大戦前に満州事変を起こして満州国を築きますが、このことを国連に非難されて、国連を脱退しています。

ここから、日本の列強国からの孤立が始まります。そして、日中戦争を経由して日本も第二次世界大戦に参加することとなります。

日本が、列強国から転落していった背景には、軍部が暴走がありました。日本では、大正デモクラシー(デモクラシー=民主主義)に代表されるように民主化運動が起こっていました。

そして、その結果として、政府ができて民主的な政治が始まったんだけれども、内閣に軍人が大臣としていたこと、また、軍部が暴力的な事件を起こして政治家が軍部の言い成りになってしまったことから満州事変が起こるころには日本の政治は軍部の思うがままになっていました。

このような背景を持って、日本は第二次世界大戦・太平洋戦争を迎え、原子爆弾の投下によって降伏することになります。

戦争に負けて、GHQの占領下になり、いろいろな政策を実行している最中に朝鮮戦争が起こります。

ここから高度経済成長にかけて、日本は再度世界屈指の経済大国になっていきます。


こうやって見ていくと、日本と本当に恵まれている国なんだなとボクなりに思います。

ピンチを迎えるが、その後チャンスを手にしてきた歴史があります。

今、日本は再度岐路に立たされていると思います。歴史に学び、良い選択をしていただきたいものです。


では、キーワードを覚えていきましょう。

大正は「鯛」に変換していました。

まず、第一次世界大戦は「イチジク」に変換しましょう

覚え方は、鯛がイチジクに追突している場面をイメージしてください。あまりの衝撃に、イチジクの果汁が飛び散っています。

次に、満州事変は「饅頭」に変換しましょう。

覚え方は、饅頭を割った中に鯛が入っている場面をイメージしてみてください。


残りのキーワードは、自分でイメージに変換してくっつけてみてください。

記事を読んで「ふ~ん」と思うのと、自分でやってみることには雲泥の差がありますから、ぜひ一度やってみてくださいね。

そうすれば、この記憶法のすごさが実感できると思います。

それでは、次回は日本の地理シリーズでお会いしましょう。

そうそう、日本史シリーズをまとめて配布する件ですが、もうしばしお待ちください。

近々、公開しますので。ではっ。


子供でも使える記憶法がコレです。