知らず知らずに気にしてた。
いつも一人だった僕をこうやって声をかけてくれていたの。
それで、じめじめした僕をいじめてさ。
楽しそうに笑う君を殺したいと思うほど憎んだ。
でも・・・
目の前で死にそうな彼は君は僕に言ったよね。
“俺さ・・・じめじめしたお前嫌いでさ・・・いっそのこといなくなればいいって思ってた・・・けどさ・・・
・・・俺・・・俺・・・な・・・・今まで・・・お前にしてきたこと・・・悪いって・・・”
声が途切れて一瞬僕はその時息を呑んだ・・・そしてまた・・・。
彼の乗っていた救急車が動き出す「さがってー!」と大きな声で人を下がらせる。
そして静かに車のドアが閉まると同時に・・・
「俺の怪我が治ったらお前の読んでる本貸せよ!!」
ココだ。
僕が一番に泣きそうになったのは。
自転車を乗ってて・・・車に・・・。
鈍い音が後ろからしたと同時に僕は・・・。
叫んでた。
危ない って、でも届かなかったんだ。
だから・・・僕のせいなのかなって。
あの時思ってた。
「なぁ・・・知ってるか?」
「何を?」
「あいつ・・・病院で・・・
シンダんだってよ」
「・・・・・・・え?」
亡くなった?
亡くなった・・・ナクナッタ・・・。
“俺の怪我が治ったらお前の読んでる本貸せよ!!”
本・・・一緒に・・・。
読もうって・・・。
「おっ!おいっ!」
「・・・・なんだよ」
「何・・・おまっ・・・泣いて・・・」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
悲しくても・・・。
あいつのために何か涙だしてやんねー・・・。
・・・・・・今回だけだ・・・お前の前で泣いたら・・・また・・・。
いじめられるから・・・・