『1984』から、『アニマルファーム』になり、オーウェルからシモーヌ・ヴェイユに転じ、佐倉宗五郎で終わる会話をした。
 2作ともソ連批判の作品だが、『象を撃つ』(だったっけ?)も、つらい作品だし、『カタロニア讃歌』もつらい、オーウェルはつらい作家だし、実は読まれていないけれどいい、オーウェルのレーニン/スターリン批判は時代を先んじていた。
 アナーキストのシノーヌ・ヴェイユも、オーウェルと同じ組織の戦線に参加、スペイン戦争を体験した。ヴェイユは人民戦線も、フランコ派も同じような虐殺行為を行うのを目撃し、戦争そのものがダメなのだと考えるようになった。
 しかし、二人とも、第二次大戦中、ナチス・ドイツに対して、民兵的なグループを構想するようになった。
 こんな話から、ナチスはカトリックですねとなり、日本のカトリックは、大政翼賛会に参加した時に聖書を統一したなどという事から、浪花節の話になり、佐倉義民伝に行ったわけだ。
 宗五参道があって、歩いていると涙が出て来ると聞いて、女房に話したら、
「そうなの、やっぱり行ってみよう」
 と、未来に向けた展開となった。
 吉右衛門の『佐倉義民伝』を観て以来、熱烈なファンなのだ。